100円のコーラを1000円で売る方法<100円のコーラを1000円で売る方法> (中経出版)

著者 :
  • KADOKAWA / 中経出版 (2012年4月12日発売)
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感想 : 13
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改めて読むと、マーケティングとマネジメントが融合したような内容からいくつかのキーワードを拾うことができました。

しかし、結局最後はドラッカーの「企業の目的は、顧客の創造である」という言葉に集約されるような気がしました。

「顧客の創造」を見失わないようにすることにより100円のコーラが1000円で売れるということなのでしょう。

日本の高度経済成長期を通じて行われてきた、「顧客が言うことは何でも引き受ける」というセールススタイルは、過当競争を生み出して「高品質なのに低収益」という矛盾を生み出したということです。

そういう意味では、日本の携帯電話のガラパゴス化はまさに日本的土壌により生み出され、あっさりアップルを中心としたスマートフォンのコンセプトに一気にもっていかれたのも納得できます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2013年6月8日
読了日 : 2013年6月8日
本棚登録日 : 2013年6月4日

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