いっちばん しゃばけシリーズ 7

著者 :
  • 新潮社 (2008年7月1日発売)
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本棚登録 : 1985
感想 : 213
5

いつものメンバーの〜かわいくて楽しいお話でした。
「いっちばん」
長崎屋の前の通町界隈に掏摸が出て、しかも金持ち狙いなので問題に。
日限の親分が若だんなに相談に。
幼なじみの栄吉が和菓子作りの修行のために家を離れているので、元気が出ない若だんな。
元気を出して貰うにはどうしたら一番良いかと頭をひねる妖たち。
金平糖をかじる鳴家がかわいい。
「いっぷく」は廻船問屋長崎屋に新しく店を出した唐物屋が勝負をしかけてくる顛末。
「天狗の使い魔」は気がついたら天狗と空を飛んでいた若だんな。信濃山六鬼坊の話し相手だった山伏が亡くなったので、管狐を貰い受けようとしたがいれられず、人質として若だんなをさらったのだ。それは無理な要求なのだが…
勝負しようと持ちかける若だんな。
「餡子はあまいか」は安野屋で修行している栄吉が巻き込まれた事件。
器用な新入りは達成感がなかったらしく、栄吉は1つのことをやり続けることも才と言われる。
「ひなのちよがみ」はお雛ちゃんのもめ事。
珍しく若だんなの推理は必要なかったというのもまたよきかな?
2008年7月発行。しゃばけシリーズ第7弾。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史もの
感想投稿日 : 2009年9月24日
読了日 : 2009年9月24日
本棚登録日 : 2009年9月24日

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