チーズフォンデュと死の財宝 (チーズ専門店)

  • 原書房 (2012年11月9日発売)
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本棚登録 : 91
感想 : 13
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チーズ専門店のシリーズ2作目。
美味しいものがたくさん出てくるコージー・ミステリです。

シャーロットは、祖父のチーズ店を従兄と共に継いだ30代女性。
従兄マシューは元ソムリエで、別館のワイン店を主に担当。
こうなったのは、マシューの妻シルヴィが出て行ったせいもあったのですが‥
裕福な親がいるイギリスに帰ったきり音信普通だったシルヴィが、突然プロヴィデンスの町に現れます。
幼い双子の娘達は、当然ながら母親の胸に飛び込みます。マシューの恋人のメレディス(シャーロットの親友)のほうが信用のおける女性なのですが‥
お騒がせ女のシルヴィが、双子の親権を要求?

折りしも町では、古いワイナリーを改築して大学を誘致するための活動が繰り広げられていました。
金持ちの一族が築いたお城のようなワイナリーは、半ば廃墟と化していましたが、宝物が隠されているという伝説もあったのです。
町に大勢人が集まっている時期に、起きた事件とは‥?!

登場人物が多すぎるほどですが、一作目よりは読みやすく、人間関係の動きもだんだん見えてきます。
シルヴィも単に嫌な女というのではなく、突飛な個性でにぎやかに。
そして、ハンサムなジョーダンとの恋愛は‥?
まずまず、楽しめるシリーズです☆

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ(ヒロイン)
感想投稿日 : 2014年4月12日
読了日 : 2014年3月12日
本棚登録日 : 2014年2月21日

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