占いの店を開いたイケメン陰陽師と、じつは妖狐の男の子がコンビでおりなす、ほのぼの日常?ミステリー。
北区王子は、狐と桜と都電の町だそう。
のんびりした住宅地の商店街にとつじょ現れた占いの店。
中学生の沢崎瞬太は、瞬太の成績を心配した母親に引っ張られて「陰陽屋」を訪れます。
古風な衣装を身に着け、メガネ以外は安倍晴明そのもののような青年、その名も安倍祥明(よしあき)。
ホスト上がりで口はうまいが、あまりやる気はなさそう(笑)。
霊力もないのだが、知識はあり、これで常識もあって、ちょっとした謎やお悩みを解決していくのです。
両親のことを心配してやってきた女の子の家庭で起きていたこと、実は?
猫を飼っていたおばあさんの遺産の行方は?
行方不明の娘さんの消息を友達は知っているのか‥?
祥明を胡散臭く思いつつもここでバイトすることになった瞬太、じつは王子稲荷で拾われた本物の妖狐。
本人は隠しているつもりだが、ちょっと興奮すると耳に毛が生え、シッポまで出てきてしまう。
最後に出てくる祥明のお母さんだけは強烈なキャラだけど、この人ありで陰陽屋も祥明の性格も出来上がってるのよねー。
ほかはほとんど良い人ばかりで、ぽんぽんと快調に話が進み、あまりのテンポの良さに‥
今読んだの、小説だっけ?と妙な感想が思い浮かんだほど。
楽しく読めました☆
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2018年9月3日
- 読了日 : 2018年4月21日
- 本棚登録日 : 2018年9月3日
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