かおるは異常な食欲に苛まれていた。普通の女子大生が食べる量を遥かに上回る食べ物を無意識に食べてしまうのだ。原因も分からず、突然、湧いた食欲を抱えたままの、かおるだったが、親友や恋人、複雑な関係ではあるが仲は良い弟に囲まれて穏やかな生活を送っていた。しかし、恋人が交通事故に遭ったことをきっかけに、彼女の生活に暗雲が立ち込める。
この本を読み終えた時に、かおるの食欲の正体は何だろうと考えました。
初めに思いついたのは、「恋人への不満」。食べるという行為は、よく性欲のメタファーとして用いられるので、夜にベットに一緒に入っても語り合って眠るだけの恋人に対して不満を持っているのではと思ったのです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年10月18日
- 読了日 : 2022年10月17日
- 本棚登録日 : 2022年10月6日
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