ラブ・ケミストリー

著者 :
  • 宝島社 (2011年3月4日発売)
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本棚登録 : 1186
感想 : 242
3

かわいいラブコメディ。
ちょっと予想していなかった人物で驚いた。ミステリー、というよりドタバタコメディ調。楽しくさらっと読める一編でした。



あらすじ
合成化学界でフェルマーの最終定理と呼ばれるまでになっている天然物プランクスタリンの合成にチャレンジ中のM2藤村は研究室秘書として現れた真下に一目ぼれしてから、「どんな複雑な構造を有する化合物でもその合成経路を瞬時にひらめく」能力を失ってしまっていた。苦難の日々の中、カロンという妖女が現れる。人ならざる力を使う彼女は、ある人間の依頼で動いているらしい。カロンは藤村が能力を復活させるために、期限までに真下と付き合えるように動き始める。
カロンへそんなことを頼んだのは誰なのか。
期限の日、隣の研究室に所属する唯一の友人東間が倒れる。カロンへ依頼していたのは性同一障害で藤村のことが好きだった東間だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2013年4月19日
読了日 : 2013年4月19日
本棚登録日 : 2013年4月19日

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