中近東を舞台に、旅行中の富豪一家の母親の死をめぐる事件を、名探偵ポワロが解決していく。
子どもたちを外の世界に触れさせずに育てた専制君主の母親が、なんとも恐ろしい。
クリスティのなかではあまり知られていない作品だが、三谷幸喜がドラマ化するにあたり、新聞のエッセイで、ぜひテレビで見る前に原作をと勧めていたので急きょ書店へ。近所にはなかったけれど、駅ナカの大型店舗にはたくさん平積みされていた。テレビ効果は大きいのだなと改めて感じる。
クリスティを読むのは久しぶりだったが、懐古的なおもしろさが味わえた。こういう骨休め的な作品もたまにはいいな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
イギリス
- 感想投稿日 : 2021年3月6日
- 読了日 : 2021年3月5日
- 本棚登録日 : 2021年3月4日
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