意外すぎる良著。この作者は何者なんだろう。
第1次世界大戦から第2次世界大戦に至る経緯を平易かつ興味深く説明しつつ、読むべき本を原典で紹介する。
もともとの解説だけでも十分にいい。視野が広く、記述が公平だ。
さらに書評。光人社NF文庫にどんな本があり、どれがいいかとか、分からないのだ。見当がつかないし。「大空のサムライ」はたしかに面白かった。この世界では有名で当たり前すぎるのだろうけど、一歩外に出たら、大昔のベストセラーに過ぎないのである。
しかし、編集がつけたのだろうけど、このタイトルはいただけない。
2001年だから小林よしのりの戦争論が話題になった頃にその便乗本として作られて、書いてみたらすごいのが出てきたけど、その凄さが埋もれてしまったってあたりだろうか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年8月4日
- 読了日 : 2011年8月3日
- 本棚登録日 : 2011年8月4日
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