きみに贈る本

  • 中央公論新社 (2016年5月7日発売)
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本棚登録 : 370
感想 : 51
5

2017.11.15-
今話題の作家さんたちがどんな本を贈ってくれるのか、とても興味深くて図書館で貸出。

トップバッター中村文則さんからのめり込んで読んだ。
私たちはただでさえ自ら光る画面に囲まれて生活している。それらを見て疲れた後、自然に触れにいくようにそっと本を読むのもいい。。
そう!!まさにそれ!
まさにスマホで目が疲れた後、私は本を開く。目を使うことは同じではないかと思われるんだろうけど、全然違うんだと思いながら。

そして、佐川光晴さんのうまさ!
佐川さんの言葉で、今までであれば興味も持たなかったであろう本達を次々と積ん読本登録した。
佐川さんの本も読んでみたい。
朝井リョウさんも同じく。
こちらは、程よく興味のあった本ばかり。
いつか読んでみたい、が次に読んでみたい、に変わった本多数。
「本は、毛頭繋がるなんて思ってもいなかったモノ、人、感情を自由自在に繋げます」
これにも深く感動した。
その時、タイミングでの縁としか言いようがないと思う。

山崎ナオコーラさんは同じ年。
そのせいか、深く深く頷いてしまった。
特に「親は、覚えていてほしいことを覚えておらず、忘れてほしいことを覚えている」
これ!まさにこれ!
深くがっかりし、寂しくも感じるその瞬間。。逆は腹立たしくさえ感じる。
でも、きっとそんなもの。笑

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ブックレビュー
感想投稿日 : 2017年11月15日
読了日 : 2017年11月22日
本棚登録日 : 2017年11月15日

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