和歌山県立医科大学図書館三葛館の本棚

三葛館闘病記コーナーWith T||496.8||喉頭癌

芸能界の第一線で活躍されていたつんくさん。若い世代の方にはモーニング娘。のプロデューサーのイメージが強いかもしれませんが、若い頃は人気グループ、シャ乱Qのボーカルを務めていました。歌手として華やかな活躍をした人が癌によって声を失うことの衝撃は計り知れません。家族の励ましを支えに前向きに病気と向き合い、仕事への復帰を果たしたつんくさんの軌跡をお読み下さい。
                              (ゆず)

和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=85654

2017年6月27日

三葛館闘病記コーナーWith T||495.46||乳癌

モデルのMAIKOさんを襲った乳がん。
手術後の治療としての抗がん剤の吐き気や脱毛などの副作用の辛さ、重い疲労感に襲われた放射線治療、ホットフラッシュ(突然ののぼせやほてり)が現れたホルモン療法など、乳がんと診断されてから治療の途中までの1年間を綴った、闘病の記録です。
終始、等身大の言葉と読みやすい文章で書かれているので、さらっと読むことができます。
一連の治療が詳細に記されているので、乳がんを知りたい方にもとても役立つ一冊ですし、毛髪が抜け続けるなどの逆境の中でも、楽しむ心を忘れず前向きに病に立ち向かう姿や、周囲に支えられながら一児の母として懸命に家庭を守る強さやバイタリティに、読むとパワーをもらえます。
                              (かき)

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2017年6月27日

三葛館闘病記コーナーWith T||493.45||胃癌

この本はNHKニュースキャスター黒木奈々さんが、胃がんとわかってからキャスターに復帰するまでの治療と闘病の日々を書き綴った闘病記になります。キャスターとして胃がんを世間に公表すること、そして働く女性として、がんと向き合いながら闘病をしている姿は、私たちに生きる力を与えてくれます。“今を生きる”この一言の重みを改めて感じることができる本書をぜひ手にとってご覧ください。
                              (うめ)

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2017年6月27日

三葛館闘病記コーナーWith T||493.73||脳梗塞

絵本作家で保育士の有田奈央さんが、34歳で脳梗塞に襲われたときの闘病生活を綴った一冊。コミックエッセイで楽しく読み進みますが、将来に不安を抱いたり、つい周囲にわがままに振舞ってしまうことや、身体が思うように動かないことに対する葛藤も綴られています。
また、発症したときの応急処置やリハビリの費用についてなどの説明もあり、参考になります。
さまざまな葛藤と戦いつつ、周囲への感謝の気持ちを持ち、リハビリなどで「できない人」の気持ちを知ったことなど、自由に動かせる身体を失ったものの多くのことを得ることができた著者。最後は「今できることに一生懸命取り組み、前向きに進んでいこう」としめくくられていますが、著者が過ごす日々がこれからも明るく続いていくことを願わずにはいられません。
                              (かき)

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2017年6月27日

三葛館闘病記コーナーWith T||493.76||うつ病

この本はニュースキャスターとしてテレビで活躍をされ、そして映画コメンテーターの有村昆さんと結婚をした丸岡いずみさんのうつ病体験記です。本書を読むとどんな人であっても、突如発症する可能性があるものだということや、うつ病になるとどのような症状が出て、何がつらいのか、そして何が闘病の助けになるのかなどもよく分かります。「うつなんか普通誰でもなるでしょ」という旦那様の一言は、本当に心が軽くなります。
                              (うめ)

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2017年6月27日

三葛館闘病記コーナーWith T||493.14||皮膚筋炎

作家であり社会学研究者である大野更紗さんが、日本でほとんど症例のない「筋膜炎脂肪織炎症候群」と「皮膚筋炎」という難病を発症し、9ヶ月の入院生活を終えて「シャバ(=外の自由な世界)」へと出て行き・・・本書には、難病を抱えながら都会でひとりで生活することの生きづらさがユーモアたっぷりに綴られています。
文章が終始とても明確でクリアに記されているので、言わんとする内容や情景をさっと飲み込めながら読み進みます。
複雑な社会制度と日々戦いサバイバルしながらたくましく生き抜き、東日本大震災が起こったときには自分が出来る精一杯のことを行い、周りの人に手を差し伸べる彼女を格好良く思いますし、心からエールを送りたくなります。
本書最後の「やっぱり、シャバが好きだよ。」としめくくられた言葉が読む人の心に響きます。
(前作の『困ってるひと』と併せて読むことをおすすめします!)
                              (かき)

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2017年6月29日

三葛館闘病記コーナーWith T||493.29||多発性骨髄腫

この本は“はっちゃん”こと加賀八郎さんが多発性骨髄腫という病と闘う姿を、妻で漫画家の池沢理美さんが闘病コミックエッセイという形でマンガとして出版したものになります。
バンド仲間でもあったはっちゃんと奥様の絆、そして音楽で繋がった仲間たちとの絆、その中で最後まで生きることを諦めないはっちゃんの姿には本当に心打たれるものがあります。多発性骨髄腫だけではなく、最期の時を迎える“緩和ケア”についても考えさせられる作品となっています。
                              (うめ)

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2017年6月27日

三葛館闘病記コーナーWith T||493.6||成人スチル病

ゆるっとしたイラストで読みやすいコミックエッセイですが「成人スチル病」の症状は高熱に激痛に壮絶なもの。そんな難病指定の「成人スチル病」について知ることができるだけでなく、病気になること、病気になったことでの母親や仕事の心配、入院生活のアレコレに対する心情や、看護師さんとのふれあいなども描かれている本作は、広く病気と闘う患者さんのことを知ることもできるかと思います。
                              (ぶどう)

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2017年6月29日

三葛館闘病記コーナーWith T||495.46||乳癌

著者である千恵さんは20代で乳がんを発症後、治療しつつ結婚・出産。娘のはなちゃんと夫とともに、がんの転移後も最期まで頑張り続けた・・・壮絶な治療と最期の日々の記録と、千恵さん夫婦とはなちゃんの家族愛がぎっしりと詰まった一冊です。
一読すると、命の大切さと、自分のそばにいる人に感謝をきちんと伝え、形にすることの大切さを、改めて感じることができます。
闘病中の様々な葛藤や悩み、苦しみも綴られていて、辛い内容ですが、本書で綴られている、はなちゃん父子が千恵さんに温かく寄り添う姿は、一読すると、将来、医療人として患者さんを癒すために大切な心も育まれるであろう一冊です。
                              (かき)

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2017年6月27日

三葛館闘病記コーナーWith T||493.73||読字障害

読字障害(ディスレクシア)という名前をご存知でしょうか。これは読み書き障害や難読症とも呼ばれるもので、他の人と比べて文字を読むのが極端に遅かったり、書き取りが非常に苦手で、正しい文字がなかなかか書けない症状のことを指すそうです。
本書では読字障害と戦い続けた南雲昭彦さんが経験した困難や努力、そして彼を支え続けた家族の思いなどが丁寧に描かれています。私たちは彼の生い立ちを追いながら、それらを知ることができます。特に南雲さんと共に歩んだお母さんの優しさと力強さには、本当に頭が下がる思いです。同時に無知であること、無理解であることはその人の人生を左右するほどを傷つけかねない恐ろしさを含んでいることにも気づかされる内容ともなっています。人を支える人になるためにぜひ読んで欲しい1冊です。
                              (うめ)

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2017年6月27日

三葛館闘病記コーナーWith T||493.74||神経症

本作は、災害・事故・公害問題などを手がけていたノンフィクション作家の著者が、次男の自死、脳死を経て、臓器提供への選択にいたるまでの11日間を書いたものです。看護には病気や怪我と闘う患者さん自身へのケアだけではなく、その周囲の人へも大きな役割を持つのではないかと思います。闘病とその先、少し違う視点ではありますが、ぜひ読んでいただければと思います。
                              (ぶどう)

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2017年6月29日

三葛館闘病記コーナーWith T||493.73||記憶喪失

テレビや映画の題材としてよく取り上げられる記憶喪失ですが、実際の体験者の記録はそう多くありません。本書は著者の朴とつとした語り口がかえって本人とその家族の戸惑いをリアルに炙り出します。事故前の自分を知る友人、知人とのすれ違いに戸惑い、混乱する著者。そんななか草木染に出会い、新たな人生を歩み始めます。人は希望によって生かされることを改めて感じさせられる1冊。
                              (ゆず)

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2017年6月27日

三葛館闘病記コーナーWith T||492.2||難治性疼痛

消えない痛みと何年も戦い続けている著者の職業は看護師です。本書は慢性疼痛という病気の闘病記録でもあり、同時に熱い使命を胸に働く看護師の記録でもあります。どうしても看護師の仕事を続けたい!痛みに苦しみながらも強い思いで日々、患者さんのために出勤する著者の姿に背中を押される看護師や学生のみなさんも多いことでしょう。
                              (ゆず)

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2017年6月27日

三葛館闘病記コーナーWith T||493.6||ALS

筋萎縮性側索硬化症と診断された母親を自宅で介護することになった有田喜代美さん。母親との同居を喜び、明るく朗らかに寄り添う姿に悲壮感はありません。介護福祉士としてのキャリアをもつ有田さんですが、そのキャリアを持ってしても、難病の肉親を自宅で看るためには困難もありました。互いを労わり合う親子の会話に情愛を感じさせられる闘病記です。
                              (ゆず)

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2017年6月27日

三葛館闘病記コーナーWith T||493.73||脳梗塞

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2017年8月28日

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