下巻は、なんだか夢中になって、あっという間に読んでしまった。
唐から帰国し、密教の確立に奮闘する空海。生真面目っこ最澄との確執。
空海の超人的な面と、アクの強い人間味溢れた面と、どちらも納得する司馬遼太郎の解釈(妄想?)でした。
信仰の対象としての「お大師さん」も、それはそれでなんだかあったかくて親しみやすい人物像だったのだけれど、これからは、人間だったんだなぁという奇妙な安心感を持って受け止められそうな気がします。
大安寺、高尾寺、乙訓寺、東大寺真言院、東寺そして高野山…初めてのお寺もお馴染みのお寺もあるけど、今度、空海がいた時代の風景を意識してお参りしてみようと思います。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年7月10日
- 読了日 : 2017年7月10日
- 本棚登録日 : 2017年7月10日
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