聖女の救済

著者 :
  • 文藝春秋 (2008年10月23日発売)
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ガリレオ5。犯人が初めから分かっている倒述なんだけど、ラストまで真相は分からない。子供を作ることに執着する夫、信頼していた後輩。何故裏切られた後輩を妻は庇おうとするのか?そして、毒物の混入経路は一体どこに?
ホワイダニットの傑作だと感じた。シンプルだけど、読ませる話が書けるのは流石。
ただ、冷静な視点で考えると、キャラクター造形、トリック、そして最後の決め手の証拠の突拍子のなさはバカミスっぽさあり。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 推理小説
感想投稿日 : 2021年10月24日
読了日 : 2021年10月24日
本棚登録日 : 2021年10月24日

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