- 100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集
- 福井県立図書館
- 講談社 / 2021年10月20日発売
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福井県立図書館の司書さんたちが、日々の業務で経験した、利用者さんの書名の勘違いや思い違いをネタになんと本を出版。この情報でたどり着くのか〜と感心したり、クスッとさせられます。おすすめです。
2024年4月12日
- 怒りの葡萄〔新訳版〕(上) (ハヤカワepi文庫 ス 1-5)
- ジョン・スタインベック
- 早川書房 / 2014年12月19日発売
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- こんな町、つまんない!
- マーク・ローゼンタール
- 徳間書店 / 2008年7月1日発売
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- おまえ うまそうだな (絵本の時間 23)
- 宮西達也
- ポプラ社 / 2015年1月2日発売
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- うちゅうじんは いない!?
- ジョン・エイジー
- フレーベル館 / 2019年4月12日発売
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- ルドルフとイッパイアッテナ
- 斉藤洋
- 講談社 / 1987年5月20日発売
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魚屋のおじさんに追いかけられ、トラックに乗ってしまったねこのルドルフ。気づいた時は見知らぬ街でした。そこには賢くてめっぽうケンカの強いボスねこイッパイアッテナがいて…。魔女のおばあさん、くま先生、飼いねこプッチー…、出会いや体験を通して、大事なことを学んでいくルドルフ。ふたりの(ねこの)友情にジンワリします。ルドルフは大好きな飼い主のりえちゃんの元へ戻ることができるでしょうか?
2024年1月30日
小説家の中脇初枝さんが選ぶ、世界に伝わる女の子の昔話。知恵と機転で幸運をつかむ女の子、友だちと力を合わせてピンチを切り抜ける女の子、怠け者だけど幸せになっちゃう女の子…。勧善懲悪だけではない、昔話の豊かさを感じます(「あとがき」の、末っ子、3人目3番目についての考察も興味深いです)。「女の子はなんにでもなれるし、なんにもならなくたっていい」。中脇さんがすべての女の子に送る最高のエールです。
2023年12月7日
- それは丘の上から始まった
- 後藤周
- ころから株式会社 / 2023年9月15日発売
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- ポケットの中の赤ちゃん (児童文学創作シリーズ)
- 宇野和子
- 講談社 / 1998年8月11日発売
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お友だちのように、自分も妹や弟が欲しいなぁと思っているなつこ。ある日、お母さんのエプロンのポケットに、小さな赤ちゃんがいるのを見つけます。やがて親ゆびほどの大きさの女の子になり…。なつこと”ムーちゃん”の不思議な冒険物語。「わたがしねこ」「ビー玉ろうか」「とりこみ屋」etc.ユーモラスなしかけが次々と登場します。大人になっても心に残る作品です。
2023年12月6日
- 三島由紀夫レター教室 (ちくま文庫)
- 三島由紀夫
- 筑摩書房 / 1991年12月4日発売
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以前、菅野完さんが動画の中で激賞していたので、手に取ってみました。もちろんいわゆるハウツーものではありません。恋の告白や悩み相談、お金の貸し借り、裏切りや策略etc…。5人5様の手紙によってストーリーが展開します。三島由紀夫の異色作。晩年にこんな軽妙洒脱な作品があったとは驚きです。登場人物の言葉を借りて、時折、筆者の批評精神が顔をのぞかせるのも面白いです。ちなみに主役的位置の「氷ママ子」の手紙は私の脳内で美輪明宏の声で再生されていましたが(調べると『紫の履歴書も』同時期に出版されているようですね)、終盤に「紫色の服」の描写があってエッ!となりました。雑誌『女性自身』の連載小説というのも意外です。裏表紙の紹介にあるように「文例集」になるかはわかりませんが、おすすめです♪
2023年10月24日
- ハンチバック (文春e-book)
- 市川沙央
- 文藝春秋 / 2023年6月22日発売
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今年上半期の芥川賞受賞作品。この本をきっかけに、読書バリアフリーという言葉が注目されています。紙製の本を手に持ちページを繰る、この当たり前の行為が、身を削るほど困難な人がいる…。本好きを自称し、紙の本に愛着を抱く自分としても、これはガツンとやられました。ブックサイトのレビューなどはなかなか賛否両論。知らない言葉が次々と出てくることもあり、私自身スンナリ読めなかったのですが、著者の”常識”に斬り込む鋭さ、何より「書く」ことへの強い思いに大物感を感じました。次回作を期待したいです。
2023年10月22日
- Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2015年 1月号 [ニッポンが誇る名作モダニズム建築全リスト] [雑誌]
- カーサブルータス編集部
- マガジンハウス / 2014年12月10日発売
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今から約9年前、ホテル・オークラ本館の建て替え工事決定を受け、世界的なクリエイター達がその存続を訴え反対の声を上げていた。こんなことをつい最近、SNSのあるコメントで知りました。ボッテガ・ヴェネタ、マーガレット・ハウエル、ポール・スミス…彼らがリスペクトし、こよなく愛したホテル・オークラ本、そして日本モダニズム建築とは。高度経済成長期、日本各地に造られ、今や歴史的・文化財としての価値が高まっていることを知りました。老朽化という言葉だけで片付けず、再生の道を探って欲しいと願います。
2023年10月12日
- 日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実 (中公新書)
- 吉田裕
- 中央公論新社 / 2017年12月20日発売
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- 校正のこころ 増補改訂第二版: 積極的受け身のすすめ
- 大西寿男
- 創元社 / 2021年5月20日発売
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NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」”縁の下の幸福論 〜校正者・大西寿男〜”(2023年1月13日放送回)という番組で、この方のことを知りました。まず「校正者」が主役としてテレビに出ることに驚き。作家から信頼を寄せられる徹底したその仕事ぶりは、もはや校閲、いや編集の領域ではないかと思うほど。大西さんが身上とする「積極的受け身」とは…? SNSやネットで誰もが発信できる時代だからこそ、「校正のこころ」は誰でも持てるという言葉が印象的です。校正者のイロハから、実際の校正者とのQ&Aも収載。おすすめです。
2023年9月7日
- 「山上徹也」とは何者だったのか (講談社+α新書)
- 鈴木エイト
- 講談社 / 2023年7月21日発売
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- 新版 流れる星は生きている (偕成社文庫)
- 藤原てい
- 偕成社 / 2015年7月23日発売
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- タネの未来: 僕が15歳でタネの会社を起業したわけ
- 小林宙
- 家の光協会 / 2019年9月1日発売
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「種子法」という言葉がさかんに聞かれた数年前、本書の存在を知り、気にはなっていたのですが、今ごろやっと読みました。子どもの頃から種が好き。公園で拾ってきては植え育て、ホームセンターでは種や苗を買ってとせがんだという著者。やがて興味は、地域の伝統野菜へ。放っておけば失われる伝統野菜の種を引き継ぎ、広めることを思い立ちます。中学3年生で起業、高校生でタネを流通・販売する実業家に。とにかく勉強家・読書家で驚かされる。そして、その柔和な笑顔から、周りの人を味方につける魅力があるんだろうなぁと。遺伝子組み換えやゲノム作物に対する問題意識の持ち方、冷静な見方は、大人より冷静だと思います。文中の、多様性こそが人間の生存戦略という言葉が印象的でした。おすすめです。
2023年7月7日
- 自民党の統一教会汚染2 山上徹也からの伝言
- 鈴木エイト
- 小学館 / 2023年5月26日発売
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- 文豪と食-食べ物にまつわる珠玉の作品集 (中公文庫 な 52-6)
- 長山 靖生
- 中央公論新社 / 2019年10月18日発売
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- 山上徹也と日本の「失われた30年」
- 五野井郁夫
- 集英社インターナショナル / 2023年3月24日発売
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