どろどろのホラーと爽やかな青春小説がうまく調和したバランス感がよかった。
運命の力には誰も抗うことはできない。
ボタン一つ掛け違えただけなのに本来生きられるはずの幸福な生活とは真逆の怖ろしい闇が待っている。
赤子だった椰々子が閉鎖的な島に漂着してから始まる呪いの力、顔とり、続く身近な人の死、スピード感もあり早く先が読みたくてページを捲る手が止まらない。
死をもって呪から開放されたルネも運命に翻弄された被害者でありただただ安らかに眠ってほしいと願った。
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さ行
- 感想投稿日 : 2016年1月30日
- 本棚登録日 : 2016年1月30日
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