誰しも、人には言えない悩みや苦しみの一つや二つは持っているはずである。
ここでも、DV、性同一性障害、セックス恐怖症、不倫などかなり深刻な問題を抱えた若者たちがシェアハウスで一緒に暮らし、いたわり合いながら絆を深めてゆく様子にはとても共感できる部分があり、誰かが傷つくたびにハラハラしながらも引きこまれ、あっという間に読了した。
DVは激しい暴力を振るったあとに、別人格のように優しくなるのが特徴であるため、別れるのが難しいとよく聞く。
恋人を繋ぎとめようとする執念深さが怖かった。
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
ら行
- 感想投稿日 : 2011年1月14日
- 本棚登録日 : 2011年1月14日
みんなの感想をみる