BOOK3はあんまり評判が良くないと聞いていたのだが、これはこれで面白かった。
青豆と天吾が出会うまでは引っ張り過ぎとは思いつつも、いつ出会えるのかという期待が高まっていて、出会えたときはちゃんとカタルシスを感じた。
それとBOOK3は何よりも牛河が良かった。
牛河の出自が語られる章は非常に良かったし、牛河がタマルによって退場させられるところも村上春樹らしいダークな面が感じられて良かった。
終わってみると村上春樹の長編作品の中ではかなり上位に位置する作品かもしれないな、と感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2023年6月26日
- 読了日 : 2023年6月25日
- 本棚登録日 : 2023年6月25日
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