殺害された女、アサミ。そのアサミの話を聞かせてくれと関係者を訪れるケンヤ。ケンヤが某憑き物落とし屋か『笑ゥせぇるすまん』の喪黒福造の様に最初は思えた。「あの人」は化物か怪物か、と思わせておいて、最後のページで違った、と、わかる。「謎」の部分は最初の方でわかってしまうので、ミステリーとして読むとがっかりすると思うが、この小説は恐い小説だ。こういう小説を書かせると京極夏彦は巧いなぁ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2010年8月19日
- 読了日 : 2010年8月19日
- 本棚登録日 : 2010年8月19日
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コメント 2件
Sizukenさんのコメント
2010/08/19
モヨコさんのコメント
2010/08/20