どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1999年5月14日発売)
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本棚登録 : 23237
感想 : 1806
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2008年06月03日 22:04

かなり初期に読んだ一冊。

ある女性が殺害される。その兄の警察官が調査を進めていくと、捜査線上に残ったのは二人、彼女の親友と(元)恋人だった。どちらにも動機はばっちり。

とにもかくにもフーダニットにこだわった作品です。
動機はありがちな愛憎のもつれだし、殺害方法も早々と明かされます。
あとはほんとタイトル通り、「どちらが彼女を殺したか」だけが問題。 しかもわからない。
「読んでる途中ですぐわかった」って人いっぱいいるらしいけど、すごいな-。

巻末の袋とじ(←解答のヒントがついてる)二回ぐらい読んでやっとって感じでした。
ほんと真面目な推理小説。
ただホワイダニットに重点を置いた作品の方が好みなので30点。
推理しながら読みたい人にお薦め。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 可もなく不可もない本(幅は大きい)
感想投稿日 : 2012年1月29日
読了日 : 2012年1月29日
本棚登録日 : 2012年1月29日

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