本書は、いわゆる団地について、その来し方行く末を団地にゆかりのある識者の2人が対談形式で論じていくもの。団地がどのような背景で作られ、現在どのような課題があり、将来的にはどうなっていくのかが語られる構成がまずもっておもしろいと思いました。しかし、両者は団地を主として現在のURが建設したものと捉えている点が非常に気になるところであり、公営住宅団地も戦後の住宅不足に貢献してきた歴史があろうと思われるのに、公営住宅にはほとんど触れられていないのは残念でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
社会科学
- 感想投稿日 : 2017年7月17日
- 読了日 : 2017年7月17日
- 本棚登録日 : 2017年7月17日
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