発掘狂騒史: 「岩宿」から「神の手」まで (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2017年1月28日発売)
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感想 : 7
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有名な石器捏造事件そのものではなく、石器発掘捏造事件を起こした人の「恩師」だった大学教授にスポットライトを当てたノンフィク。初っ端から学閥絡みの醜悪な縄張り争いが出てきて、読んでいて脱力感すら出てくる。日本も記紀神話を歴史として学校教育で教えていた時代があり、それを思うと創世記をめぐって議論を重ねている欧米を笑えないなと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ルポ・ノンフィク
感想投稿日 : 2017年11月12日
読了日 : 2017年11月12日
本棚登録日 : 2017年10月27日

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