友人にハメられた作品です。

愛してると連呼する可愛い(?)竜と、愛情は自分に向けられるものでは無い、と過去の事から女性に縁無く、また男から向けられる可愛いやらの冗談が大嫌いな、また可愛い(後の)飼い主の出会いと葛藤話です。

…と、書くとすんごく怪しいBLみたいですがBLとしては成立してないんじゃないかなぁ、と言う関係性的には、ドロドロしないほのぼのした作品。
内容には、ちょっと下品なギャグもあります。本筋は竜とかが住む世界と人間が住む世界、完全に分断、が目的で、ならすれば良いじゃん?と思っても、そう簡単に世界を分断できる訳もなく。理由としても、人間が生きて知らずに出す気が竜が住む世界の幻獣たちにはとてもよくなく、狂ってしまう。その為、大量の人間の陽気を中和する陰気を持つ幻獣王は世界の生贄で……と言う、基本シリアスです。シリアスなはずなんですが、笑いも外さずにストーリーに入っていて読んでても疲れない話です。

とても魅力的なキャラが多く、ファンタジーな設定ながら「繋がってる」からこそ、なキャラの絡み方が多め。
「愛してる」は最強呪文です(笑)

挿絵も加藤さん版しか知りませんが、とても綺麗です。

2011年8月10日

読書状況 読み終わった [2011年8月10日]
カテゴリ 恋愛小説(BL系)

本編から少し後のエピソードや、ずっと前の話を含めた短編集。

ウルとアーク、と言うよりかは脇キャラにスポット当てています。新しいキャラが出てきたり、過去の……哀しいかもしれない、話が収まっています。
ざくっと纏めた感じはしますが、発刊されただけでも拍手ーーー!なので文句はないです。
津守さんの各キャラに対する裏設定満載!こんなとこまで考えていたの!? な、手を抜かずに書いてらっしゃるなぁ、と言うのが分かるメモリアル巻だと思います。

ただ……微妙に、引っ張るような伏線があるような…………ないような(続き出るかしら?笑)

2011年8月10日

読書状況 読み終わった [2011年8月10日]
カテゴリ 恋愛小説(BL系)

少女漫画、ですがバリバリのゲイ漫画。
描写もぬるく可愛い感じのBL、と言うよりかは男同士、と言う感じで、「BL漫画」と言うよりかは「ゲイ漫画」の方が相応しいかと。

ゲイのリアルがその時の羅川さんの渾身の表現力で描かれているんだと思います。
男同士、だけで選ぶと内容的にはキツいかも知れませんが、現代派、と表現したくなるようなエイズ、差別、カミングアウトなど現実的に考えさせられる内容になっていると思います。

羅川さんのストーリー構成能力に驚かされる作品。
そして、キャラクターで更に話に味が出ており、最後まで読んでほっと出来る作品なので、是非、買う時はまとめてどうぞ(笑)

読書状況 読み終わった
カテゴリ BL系漫画

短編集。

作者である羅川さん曰く、「田舎4部作」の内3部作品を収録している文庫本です。

疎遠になりがちだった友人の死亡連絡から始まる表題である「僕から君へ」。
都会から田舎へ、家庭の事情から引越して様々な事を考え、成長していく「東京少年物語」。
田舎から都会へ、出てきた学生がコンプレックスを抱え、一皮剥ける「がんばってや」。
古くからの友人や、都会から田舎での、田舎から都会での、「ない」とは言い切れない設定のキャラクター達がきらきらと輝く、印象深い物事を詰め込んだ‥読み直せば読み直すほど味が出るスルメの様な一冊です。

2011年8月15日

読書状況 読み終わった [2011年8月15日]

青春漫画。
少女漫画、としてあるけれども中身としては男同士の、言葉に出来ないシリアスとぐちゃぐちゃとしたものだと思います。痛かったり、ほんわかしたり。

絵の好き嫌いで読む、読まないが別れてしまう作品ですが、話は映画みたいだなぁ、と思います。
映画を漫画で描いた様な。
最後は悲しいけれど、外伝まで読むとちゃんとどうして、と言う感想がおちつくと思います。

個人的脇話ですが、ミスチルの「掌」と言う曲が何となくこの作品のイメージ。

2011年8月16日

読書状況 読み終わった [2011年8月16日]
カテゴリ その他 漫画
ツイートする