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容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)
- 東野圭吾
- 文藝春秋 / 2008年8月5日発売
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遅ればせながら東野圭吾のあまりに有名な小説にやっと手を出した。
読み始めたら止まらず、なんと1日半で読了。
ミステリー小説と言われればそうなのだが、人間模様の描写や伏線のはり方が素晴らしく長編の文学小説のようでもあった。
心に来るところもたくさんあった。最後はズシンと重たいものが心に置かれた感じ。素晴らしい本を読んだときは心に重たい何かを残してくれるように思う。
天才対天才の闘いも見応えあり。
2023年7月20日
6月17日読了。
後半からおもしろさが加速した。
最後の方は主人公の女性に自分を投影していた。
一時の単純なもので言い表せるものではない。
親子、恋人、友人…様々な人との繋がり、別れを通して心が丁寧に描かれていた。
自分の価値は自分で決める。
物語の中で、あちこちに人生を生きるヒントが散りばめられていた。
2023年6月17日
読んでよかった!
平野さんの深みのある考察、被害者の感情を一括りにして決めつけていないか、いや、決めつけていたのではないかと気付かされました。
もちろん被害者の憎しみ、悲しみの感情は汲むべきであり、社会も共感して当然。でも、被害者の感情はもっと複雑で、それは生きていて家族や友人が殺されていない私たちの想像を遥かに超えるものであり、社会は想像力の限界があることをもっと謙虚に受け止めなければならない。
世界で死刑を廃止している国が先進国を中心に多い。
酷い目にあったのだから、加害者も苦しめというだけでは、罪に向き合う時間を奪っていることと同じである。
2022年7月21日
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どうかご自愛ください 精神科医が教える「自尊感情」回復レッスン
- ユン・ホンギュン
- ダイヤモンド社 / 2021年7月14日発売
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自分に自信がなくなっていたときにこの本に出会い、
どうしてこんな風に思ってしまうのか、
感じてしまうのか、
わかりやすく理論的に説明してくれているので
自分の感情と無理なく向き合うことができました。
2021年9月11日
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作家は時代の神経である コロナ禍のクロニクル2020→2021
- 高村薫
- 毎日新聞出版 / 2021年8月2日発売
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高村さんの明快でスパッとした文章が好きです。
鋭いナイフで今の政権や社会の問題を突き刺しているかのようでした。
指摘している点は全て客観的なデータや事実をもとに述べられていて、単なる感情的な批判になっていないのでわかりやすく、納得できました。
現政権のコロナ対策やその他の問題、社会に対するモヤモヤがはっきり見える本でした。
良い本でした。
2021年8月12日
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やさしく、つよく、おもしろく。 (ほぼ日ブックス)
- ながしまひろみ
- 株式会社ほぼ日 / 2018年12月4日発売
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本屋さんで立ち読みしただけで、
涙が出てきた本。
これはもう買うしかないと思い、帰りの電車でまたじんとし、帰宅してその日のうちに読了。
幼いころの家族の雰囲気や母のあたたかさ、
純粋な気持ちを思い出させてくれました。
これからも大切にしたい本です。
2021年8月3日
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女性たちが見ている10年後の消費社会 市場の8割を左右する「女性視点マーケティング」 (DOBOOKS)
- 日野佳恵子
- 同文舘出版 / 2021年2月5日発売
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そうそう、こういう本を待っていた気がします。
なんとなく思っていたことが、理論的に書かれているので自分的にはスッキリしました。
またヒット商品がどのように生まれたか、
男性と女性の目線がどう違うのかなどが個人的には面白かったです。
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たちどまって考える (中公新書ラクレ (699))
- ヤマザキマリ
- 中央公論新社 / 2020年9月8日発売
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グローバルに暮らすヤマザキマリさんの視点を通して、日本を見つめ直すきっかけになりました。
視野を広げ、自分や日本を見つめ直したい人におすすめです。
2021年1月5日
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家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
- 岸田奈美
- 小学館 / 2020年9月23日発売
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文章が読みやすく、すらすらと読めました。
文面から、家族に対する愛情が滲み出ていて、心が温かくなりました。一瞬一瞬の描写も細かくて、まるで目の前に家族が動いているようでした。
ユーモアと愛と笑いが心に残りました。
普通なら苦しくて悲しくて立ち直れなそうな状況でも、著者のように上の三つを持って向き合えば、悲しみも違った形になると思いました。
とにかく面白くて、心に残る本でした。
出会えて良かった。
2021年1月5日
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たいのおかしら (集英社文庫)
- さくらももこ
- 集英社 / 2003年3月20日発売
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今更ながらさくらももこのエッセイを読みました。
予想以上のおもしろさ!
途中で笑いが吹き出してしまいました。コロナ禍の気分が落ち込んだ時こそ読みたい本です。
2021年1月5日
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パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学
- 池谷裕二
- クレヨンハウス / 2017年8月10日発売
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出口治明さんが勧めていたので、図書館で借りて読みました。
一言でいうとおもしろい!子供の成長を通して人間の脳の発達や癖、特質などをわかりやすく解説してくれています。子育て中の方だけでなく、ビジネスにも通用する本だと思いました。
落ち着いたら今度は買って再読します。
2020年12月10日
外の世界を知らなかったとわが、
良い経験も悪い経験もして、成長していく姿に
勇気をもらえました。
2020年11月22日
長倉洋海さんの写真絵本。
美しく生き生きとした世界中の子供たち。
内戦の地にあっても、親が殺されてもたくましく生きる姿が感じられて生きる勇気をもらえます。
大人でも楽しめると思います。
2020年9月6日
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部下を持ったら必ず読む 「任せ方」の教科書 「プレーイング・マネージャー」になってはいけない (ノンフィクション単行本)
- 出口治明
- 角川書店 / 2013年11月22日発売
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目からウロコの本でした。
あまり考えずにすでに実践していたこともありましたので、裏付けができました。
世のリーダーたちにはぜひ読んでもらいたい一冊です。
2020年9月6日
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人生の1冊の絵本 (岩波新書 新赤版 1828)
- 柳田邦男
- 岩波書店 / 2020年2月29日発売
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もともと絵本が大好きなので、夢中に読みました。
本当は絵本を読む年齢は関係ないのですよね。
いつどんなときも、絵本は優しく応えてくれます。
読む度に新しい発見があり、自分の心の中の純粋な部分(本の中ではナイーブ、とあります)を起こさせてくれるのが絵本の良いところ。
悲しいことがあったとき、
嬉しいことがあったとき、
人生に静かに向き合いたいとき、
苦しいときに、
これからもたくさんの絵本と出会いたいと思います。
2020年5月6日
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「聖なるあきらめ」が人を成熟させる
- 鈴木秀子
- アスコム / 2015年6月20日発売
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つい一昨日、日本橋に新しくできた誠品書店で偶然手に取り、お店で少しパラパラ読んでたら、涙が止まらなくなり、これはもう買って読むしかないとそのままレジで購入した本です。
あきらめる、この言葉は決してマイナスの言葉ではないのだと知りました。
まさに今の私に必要な言葉がたくさんあり、買ってよかったと心から思えた本です。
2019年9月29日
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NHK出版 学びのきほん からだとこころの健康学 (教養・文化シリーズ NHK出版学びのきほん)
- 稲葉俊郎
- NHK出版 / 2019年9月25日発売
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とてもわかりやすい文体で、健康とは何か、病気とはどういうことなのか、などについて解説。
どうしても人は単なる数値や検査結果だけを気にしがちですが、本当に大切にしなければならないことは別にある、と、健康に対する考え方がガラッと変わる一冊でした。
読み終わって、60兆億個の細胞にまず感謝です。
2022年8月14日
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【増補改訂版】〈からだ〉の声を聞きなさい―あなたの中のスピリチュアルな友人
- リズ・ブルボー
- ハート出版 / 2013年3月28日発売
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読みやすく、心にすっと入ってきます。
元気のないときも、なぐさめてくれるような一冊です。
2018年9月20日
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マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則
- ピーター・F・ドラッカー
- ダイヤモンド社 / 2001年12月14日発売
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マネジメントの教科書的存在ですね。
初めて読んだのですが、初心者にもわかりやすく、
理論がすっと入ってきました。
マネジメントの基本が身につく本。
2018年9月20日
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とりあたま炎上 忖度無用のチキンレース! 編
- 西原理恵子
- 新潮社 / 2018年8月31日発売
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旅行に行く飛行機とホテルで読みました。
一話ずつ完結しているので、読みやすかったです。
西原さんの視点は、お腹を抱えて笑うものもあり、
考えさせられるのもあり…
あきません。
とにかく
2人の視点が面白い。
2018年9月20日
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いのちの森の台所 (集英社文庫)
- 佐藤初女
- 集英社 / 2013年5月17日発売
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著者の料理哲学には、心から感動しました。
食べること、料理すること、は、単純でありながら、それだけにとどまりません。
食べることがいかに大切か、
家族と食卓を囲むことにどれだけの意味が込められているのかをあらためて考えさせてくれました。
また、著者の愛ある行動には、脱帽です。
もう一度、読み返したい本です。
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フーテンのマハ (集英社文庫)
- 原田マハ
- 集英社 / 2018年5月18日発売
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マハさんの小説が大好きで、珍しくエッセイが出たので早速読みました。
笑って読めるエピソードもあり、マハさんの感性が豊か過ぎてとても楽しい気分になります。一緒に自分も旅をしているような感覚に。
読み終わったあとは、心が軽くなるような本です。
2018年6月18日
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生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの
- 伊賀泰代
- ダイヤモンド社 / 2016年11月26日発売
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わかりやすい文章で、とてもすらすら読めます。
腑に落ちる感覚が余計にそうさせました。
生産性… という言葉が、最近では炎上のきっかけを作ってはいますが、本当に生産性の意味を理解している人は少ないのでは。
仕事で求められる生産性を端的に解説し、
日本の典型的な職場を例にしながら、具体的に改善点をあげてくれているので、とても参考になりました。
2018年5月27日
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津波の霊たちーー3・11 死と生の物語
- リチャード・ロイド・パリー
- 早川書房 / 2018年1月24日発売
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こんなに面白い本があったのかと思うほど、引き込まれました。
著者の圧倒的な取材力と鋭い観察力に脱帽です。
霊たち…とあるので、心霊現象が中心に書かれているのかと思いきや、心霊現象をオカルトとして捉えるのではなく、自然に描かれているのが印象的でした。
愛する家族と死別した経験をもつ人は、霊でも会いたいと思うのが当然です。
2018年5月3日