テレビドラマを見せてもらえない家庭だったため、今もあまりドラマを見る習慣がなく、よくテレビで耳にする「半沢直樹シリーズ」が池井戸潤さんの本作を原作にしたものだったことをつい最近知った。
最初は銀行特有の難しい用語に戸惑ったけど、そこを過ぎれば、組織で働くことの大変さや理不尽さに耐えながらも、最後には自分を陥れようとした人物をコテンパンに仇討ちするという痛快でわかりやすいストーリー展開だった。
「夢を見続けるのは実は途轍もなく難しいことなんだよ。その難しさを知っている者だけが、夢を見続けることができる。」という半沢の言葉には「うーむ、確かにその通りだな」と思ったし、そういえば自分は最近夢を抱いていないなと気付いた。
また本作を読んで初めて著者の経歴を知ったが、本当に元銀行員・コンサルだったとは驚きで、書かれている銀行内部のことによりリアリティを感じられた。
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- 感想投稿日 : 2020年10月10日
- 読了日 : 2020年10月10日
- 本棚登録日 : 2020年10月9日
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