オレたちバブル入行組 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋 (2007年12月6日発売)
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本棚登録 : 17929
感想 : 1762
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テレビドラマを見せてもらえない家庭だったため、今もあまりドラマを見る習慣がなく、よくテレビで耳にする「半沢直樹シリーズ」が池井戸潤さんの本作を原作にしたものだったことをつい最近知った。

最初は銀行特有の難しい用語に戸惑ったけど、そこを過ぎれば、組織で働くことの大変さや理不尽さに耐えながらも、最後には自分を陥れようとした人物をコテンパンに仇討ちするという痛快でわかりやすいストーリー展開だった。
「夢を見続けるのは実は途轍もなく難しいことなんだよ。その難しさを知っている者だけが、夢を見続けることができる。」という半沢の言葉には「うーむ、確かにその通りだな」と思ったし、そういえば自分は最近夢を抱いていないなと気付いた。

また本作を読んで初めて著者の経歴を知ったが、本当に元銀行員・コンサルだったとは驚きで、書かれている銀行内部のことによりリアリティを感じられた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年10月10日
読了日 : 2020年10月10日
本棚登録日 : 2020年10月9日

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