海と山のピアノ

  • 新潮社 (2016年6月30日発売)
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本棚登録 : 223
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短編集。短いが簡単に読ませてくれない。一々囚われる。夢のような、思い出のような。「ルル」は途中から涙ぼたぼた落ちてきた。いつかどこかで寄り添ってくれたもの。ひどく打ちのめされた過去(あるいは未来)の自分が、時空を超えてよしよしって撫でられたみたいな感じ。「海と山のピアノ」藤城清治さんの影絵で海の中のピアノが描かれた作品があって、それを思いだす。それとアニメ映画「夜明け告げるルーのうた」とか。「ふるさと」「浅瀬にて」も好きだった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文芸
感想投稿日 : 2018年6月15日
読了日 : 2018年6月15日
本棚登録日 : 2018年6月15日

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