初めて読んだ奥田英朗作品。
最初からサクサクと進む三者三様の群像劇は、あれよあれよと悪い方へ流れていく。そして最後はわちゃわちゃして終着。結末は、まだ少し明るい兆しが見え、最悪ではなかったから良かったかな。
ただ、中盤くらいからジリジリと追い込まれていく様は(特に川谷社長)まさに最悪で、逆にそれが心地よくなってしまい、最後まで目が離せなかった。なかなかの本の厚さだったが、一気読みできたし最悪感も味わえて楽しかった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年5月19日
- 読了日 : 2022年5月19日
- 本棚登録日 : 2022年5月19日
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