最悪 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2002年9月13日発売)
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本棚登録 : 6873
感想 : 749
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初めて読んだ奥田英朗作品。
最初からサクサクと進む三者三様の群像劇は、あれよあれよと悪い方へ流れていく。そして最後はわちゃわちゃして終着。結末は、まだ少し明るい兆しが見え、最悪ではなかったから良かったかな。
ただ、中盤くらいからジリジリと追い込まれていく様は(特に川谷社長)まさに最悪で、逆にそれが心地よくなってしまい、最後まで目が離せなかった。なかなかの本の厚さだったが、一気読みできたし最悪感も味わえて楽しかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年5月19日
読了日 : 2022年5月19日
本棚登録日 : 2022年5月19日

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