中国が国家として画策するサイバーテロの本拠地を掴んだ米国は、中国の苛烈な反撃に遭いながらも拠点の破壊に成功する。そして、元凶となった軍事最高責任者の蘇を北京で暗殺し、軍部の後ろ盾を失った韋総書記の自刃で幕となった。
後ろ書きにもあるが、本書はエンターテイメントであるが、フィクションとノンフィクションの区別が曖昧になるくらい、リアル世界と通じていて、政治の匙加減を間違えたら予言書となるような怖さをもっていると思う。経済力を持った大国、中国がどのように振る舞うか本書に書かれた警句を胸に見守るしかない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
軍事スリラー
- 感想投稿日 : 2015年9月10日
- 読了日 : 2016年10月8日
- 本棚登録日 : 2015年9月1日
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