タイトル通り、長女である吉田暁子の手による、吉田健一について書かれた文章を纏めた1冊。
文庫の解説や著作集の月報など、既に読んだものも散見されるが、薄めの単行本とは言え1冊に纏まったものを通読するのはまた新鮮な気持ちになる。
父娘で文体は似ているが、テーマの性格も関係があるのか、吉田暁子の文章は非常に繊細で細やかな愛情に満ちている。この人が吉田健一のように小説を書いたらどのようなものが出来るのか……ということをふと思った。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年12月25日
- 読了日 : 2013年12月25日
- 本棚登録日 : 2013年12月24日
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