嗤う伊右衛門

著者 :
  • 中央公論新社 (1997年6月1日発売)
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本棚登録 : 1216
感想 : 153
5

苦しい...。これは読んでてとても苦しくなる本。実は図書館で何回か借りたことがあるが、読まずに返却してた本。何故今まで読まなかったのか信じられない..。若かりし頃、恋心が芽生えた最初の頃、只好きという感情だけで毎日が心躍り、暫くして叶わぬ恋と気づいた時に感じる胸が締め付けられるような感情が読んでる間ずっと続く。この本を読んでそんな感情が今でも残ってる事に気づかされ、少し恥ずかしくなった。詳細な情景が頭に浮かぶのもこの作者の筆談力。 文句なく今まで読んだ本で最高の評価!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 中古本
感想投稿日 : 2020年10月22日
読了日 : 2017年8月31日
本棚登録日 : 2020年10月22日

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