とある銀行支店で起きる事件を短編を絡めながら描いていく小説。筆者の初期の作品という点で、納得できる内容。硬直した会社組織にありそうな人間関係を描きつつ、謎解き要素を含めたあたりが面白い。
読者としては最後にすべての謎が明らかになってほしいのだが、それが隠されたまま終結してしまう。小説としてはきっとこの形の方が良いのだと思うけれど、やっぱり全貌を知りたかったと思うのです。
読書状況:読み終わった
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キンドル
- 感想投稿日 : 2023年8月16日
- 読了日 : 2023年8月15日
- 本棚登録日 : 2023年8月16日
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