不思議な小説だった。
内容も展開も予測不可能で「?」のまま進み、終わる。
でも、訳がわからないというのではなく、良い話で、伝えたいことは伝わる。うまく言えないけど、優しい気持ちになる。
主人公が星野一彦で、彼を監視する大柄な女性が繭美で、5人の星野君の彼女たちの名前は和風名月が使われているのでそこに暗喩や何かのヒントや意味や意図があるのかな〜。
例えば繭は中の動物を包み込んで保護するもの。監視と言いながら星野君を助けて守る役割を示唆してる。星野君より大きいところとか。
星と月にも何かある気がするけど無知だからパッと結びつかない。
とにかく、破茶滅茶だけど意味があって、伊坂さんらしい展開で、面白かったです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2022年9月19日
- 読了日 : 2022年9月19日
- 本棚登録日 : 2022年9月17日
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