- ロケットの科学 改訂版 創成期の仕組みから最新の民間技術まで、宇宙と人類の60年史 (サイエンス・アイ新書)
- 谷合稔
- SBクリエイティブ / 2019年2月16日発売
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ロケットの飛ぶ仕組みをちょろっと説明した後は、戦中、戦後から、2020年前後のロケットの歴史が説明されている。
意外とロケットの名前は知られており、ナチスドイツのV2ロケットに始まり、日本のペンシルロケット、ソ連のソユーズ、アメリカのスペースシャトルといったロケットをはじめ56種類のロケットについて解説されていた。
歴史については米ソの宇宙開発競争の中、日本や中国も結構開発していたことが分かった。
ロケットの技術的な部分については説明が簡易だったので他にも本を読んでみたいと思った。
2024年5月18日
- JALで学んだ ミスをふせぐ仕事術
- 小林宏之
- SBクリエイティブ / 2018年2月21日発売
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1968年~2010年までJALでパイロットとして勤務されていた方によるミスを防ぐにはどうしたらいいか論である。
正直、この世代の半官半民の会社の職員って労組のイメージがあり、好きではないのだが、仕事に向き合う姿勢としては尊敬すべき点が多々あると感じた本だった。
書いていることは、泥臭い、当たり前な話のようなのだが、ちゃんと経験に裏付けされたと思われる自論が展開されていて、チェックリスト、目視や声での確認についても、説得力があった。
2024年5月17日
- 教養として学んでおきたい太平洋戦争 (マイナビ新書)
- ドントテルミー荒井
- マイナビ出版 / 2022年7月28日発売
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著者のYoutubeは個人でやっているわりにクオリティーが高く毎週アップされる動画はみている。
太平洋戦争については、この本の出版よりも後に行った太平洋の島々の現地取材は素晴らしく見ていて感謝している。
本の内容は動画でも話されているのだが、この本のいいところは本当に太平洋戦争について小中学生レベルの人間にでもわかるように書かれているところで、改めてこの著者のプレゼンテーション能力の高さも知った次第である。
2024年5月17日
- ゴーマニズム宣言SPECIAL 日本人論
- 小林よしのり
- 扶桑社 / 2024年3月21日発売
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本の帯にジャニーズと松本人志と書かれていたが、ほとんどはジャニー喜多川の話であった。
キャンセルカルチャーがうっとおしいというのは、著者と意見を同じくするが、ジャニー喜多川がやってきたことは、そのような行為により将来にわたって少年たちにトラウマを植え付ける犯罪行為であり、それを男色文化なので許されるというのはちょっと違うかなと思った。
ジャニー喜多川のほうはバレてたら犯罪である。それに比べて松本人志は犯罪行為かというと、女性も悪いんじゃないのと思わせる話であり、女性だけが100%正しいという論調はキャンセルカルチャーになると思うので、松本にも半分ぐらい割いてほしかった。
2024年5月4日
- ヤマケイ新書 車中泊入門
- 武内隆
- 山と渓谷社 / 2020年10月17日発売
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昔は車中泊なんてできたものかと思ったのだが、今ではどこでも眠られるようになり、一回パーキングエリアで仮眠をとりすっきりした気持ちで運転できるということを知ってからは車中泊もありなんじゃないかと思った。
そんな車中泊のメリットや、具体的にどんな車を選んだらいいのか、どんなものをそろえればいいのかといった結構実用的なことが書かれており、あまり車に興味を持てなかった私がちょっと車中泊もできる車を買ってみようかなと思った。
2024年5月2日
- 9割がバイトでも最高の感動が生まれる ディズニーのホスピタリティ
- 福島文二郎
- KADOKAWA/中経出版 / 2011年11月14日発売
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ディズニーというサービス業において、ホスピタリティをもって顧客に接するという考え方は、なにもサービス業だけではなく、普通の会社でもこういうことを心掛け、周りの人と関わらないといけないと思った。
そしてただ思うだけではなく、相手にそのホスピタリティを伝えるにはどういうスキルを持ち行動すればよいか、SCSEという考えがあるという。安全性、礼儀正しさ、ショー、効率を挙げていたが、ショーはひとまず置いといて、安全性は心理的安全性につながるし、礼儀正しさは最低限のマナー、効率は無駄な動きをしないということで、これらは心掛けたいなと思った
2024年5月2日
- 潜水艦の戦う技術 現代の「海の忍者」――その実際に迫る (サイエンス・アイ新書)
- 山内敏秀
- SBクリエイティブ / 2015年6月16日発売
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最近、船とか飛行機に関する本を読んだのだが、潜水艦についても気になり読んでみた。
潜水艦に関してどういう力を外から受けるのかとか、浮いたり沈んだりする際のメカニズム、航行していくうえで海の水も密度が一定ではなく、深さとか塩分濃度、海流によっても左右されるが、一番影響を受けるのは水圧で、水圧に耐えるための構造などが理解できた。
この本は戦う技術ということなので、敵に探られないように音を避ける方法とか、基本的に受信しか行わないことなど潜水艦の基本的な考えが理解できた。
2024年4月28日
- やりたいことがわからない高校生のための 最高の職業と進路が見つかるガイドブック
- 山内太地
- KADOKAWA / 2023年11月20日発売
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山内先生とコバショー先生というと、受験生を持つ親ならチェックしている人も多いと思う。
どちらも大学について詳しく解説した動画が多いが、この本ではちょっと趣向を変えて、大学に行って何をしたいのかわからない高校生向けに、将来のことや大人になるとはこういうことだということが書かれている。
一通り読んだので、娘にも読ませてみようと思うが、まだ中学生なのでピンと来ないかもしれないが、ためになる本なので推奨しておいた。
2024年4月28日
- おそロシアに行ってきた
- 嵐よういち
- 彩図社 / 2019年12月17日発売
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おそロシアというからにはロシアのひどいところをレポートしてくれる内容なのかなと思って読んでみたら普通の旅行記だった。
私はロシアには20年ぐらい前にツアーで行ったことがあるが、やはり旅行の魅力と言えば、この本の旅行記のように自分にしかできない体験だと思う。
少なくとも本を読んで、またロシアには行ってみたいなとは思えたのだが、戦争から2年以上経ち、今度行ける日はいつになるのだろうかと思った。
2024年4月28日
- よくわかる航空管制 第2版
- 園山耕司
- 秀和システム / 2018年7月29日発売
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自分の今やっている仕事と遠すぎて、あまりスッと頭には入ってこなかったが、その歴史については認識できた。
元々手旗でやっていた飛行機の交通整理が、無線技術の登場により、管制塔ができ、レンジビーコンという電波により航空路という電波の道が出現し、それが戦前には確立されていたということを知ることができた。
さらにレーダーの登場により、今飛んでいる航空機の位置を把握し交通整理ができるようになり、個々のパイロットの判断ではなく、全体を見渡している管制塔が飛行機の離着陸を判断できるようになったということを知った。
2024年4月22日
- これだけ! 航空工学
- 飯野明
- 秀和システム / 2016年3月25日発売
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序盤の標準大気の話とか、連続の式が質量保存則に対応していて、ベルヌーイの定理がエネルギー保存の法則に対応している話や、対気速度、対空速度、レイノルズ数、マッハ数までは数式と説明がほどほどに書かれていて、読んでいてなんとなくわかった気になったが、後半になってくると数式と数式をただ日本語にして説明しただけの部分が続き、読んでいて疲れた。
あとは飛行機の形が速度によって異なってくる話とかがそれなりに面白かった。
2024年4月18日
- トコトンやさしい船舶工学の本 (今日からモノ知りシリーズ)
- 池田良穂
- 日刊工業新聞社 / 2017年1月28日発売
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船についてトン数という単位で表されるが、それが船の種類によって違うこととか、船に関する力学や流体力学、構造力学についてわかりやすいように説明されていて、また船ができるまでの工程についても詳しく書かれており、船に関して、一般向けの本よりも詳しく書かれているし、かといって大学の授業で習うような難しいことはあまり書かれていないという点がよかった。
あと、船の大きさによって船の速度が違うことなども、力学的な観点から納得できたし、やたら空気と水の密度が1:800であることもことあるごとに出てきて、あたりまえであるがこの数値は重要なのだと思った。
2024年4月18日
- ウォールストリート・ジャーナル式 経済指標 読み方のルール
- サイモン・コンスタブル
- かんき出版 / 2012年2月22日発売
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10年前の本ではあるが米国株をやる上で最近の情報量の薄い本とは一線を画した詳しさを提供してくれる。
特にインデックス投資をやっている人には本場の米国人が書いた本はその辺の日本人アナリストでは見えていない情報まで分析してくれており、新たな視点を与えてくれる。
とはいえ流行りの経済指標などは常に動くのであくまで10年前の情報であることに注意して読んでいる。
2024年4月7日
- 面白くて眠れなくなる理科 (PHP文庫)
- 左巻健男
- PHP研究所 / 2016年8月3日発売
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この著者の本は何冊か読んでいて楽しいのだが、この本は理科から遠ざかった大人向けに書かれた本だったということもあり、だいたい知っている内容だったので、あまり集中して読めなかった。
面白いなと思ったのは胎児がオシッコとかウンチをするかどうかという話で、胎児は口から食べ物をとっているわけではないのでウンチは出ないが、オシッコは羊水内に排出されるとのことである。ただ細菌にはさらされていないので汚いわけではなく、単に羊水が循環しているだけという話に少し安心した。
2024年4月6日
- 図解入門ビジネス統計解析の基本と実践がよ~くわかる本 (How-nual図解入門ビジネス)
- 今里健一郎
- 秀和システム / 2013年9月25日発売
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品質管理における統計解析について勉強するために図書館で借りた本。
統計解析の活用例として、問題を設定するためにパレート図やヒストグラムを用いるのがStep1、因子を決定するために特性要員図や相関、回帰分析を用いるのがStep2とした場合、その次に用いる、分散分析や実験計画法に関して解説しているのがこの本である。
日科技連の方の本なので教科書的ではあるがわかりやすかった。
呼んでいて初歩的なところではあるが、お恥ずかしながら不変分散を分散/n-1にするのはなぜなのかということに今頃気づかされた。
2024年3月31日
- 静かに退職する若者たち 部下との1on1の前に知っておいてほしいこと
- 金間大介
- PHP研究所 / 2024年1月23日発売
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自分には子供がいるので、まだ若い人間の感覚がキャッチできているのではないかと思うのだが、それはあくまで家族での間の話であり、オフィシャルな関係にある会社の若者の心がつかめている自信はない。
うちの部署にも新人が1人いるが、仕事もそつなくこなすし、呑み込みも早く、会話もきちんと成り立っている。
ただ、自分の部署を気に入って仕事をしているのかどうかという本心は把握できていない。
こういう若者のことがよくわからんというのは古代エジプトの時代の壁画にも書かれている話だから、永遠のテーマではあるが、令和のZ世代ではどうなのかということをつかむのにはこの本を一読するのもよいと思う。
2024年3月31日
- ビジネスパーソンのためのChatGPT活用大全: 毎日の仕事が一気に変わる!
- Gakken
- Gakken / 2023年11月24日発売
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ChatGPTを仕事にどう生かせばいいかということが書かれており、どういう指示(プロンプト)の仕方があるかということが書かれていた。
AIも人と同じで、指示があいまいだと思う通りの答えが返ってこないので、プロンプトの内容から人間への指示について応用が利くかもしれない。
よかったなと思うプロンプトは、KJ法で分類してほしい、過不足を確認してほしい、炎上リスクがないかを確認してほしいといったものや、プラグインについても紹介されているので、もうワンランク上のChatGPT使いになれるのかなと思わせる本である。
2024年3月31日
- Saunner BOOK(サウナー・ブック)
- 松尾大
- A-Works / 2020年3月7日発売
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長崎のみなとサウナのレストランに置いてあったので読んだ。著者のサウナ愛がすごく、こんなことまでよく話を膨らませてかけるものだと感心した。
中でもよかったのがサウナで座る位置の話。
熱い空気は軽く上に行くということは知っていたが、20度近く違うんだということは知ってよかった。
2024年3月19日
- 経済指標 読み方がわかる事典 日本&世界の景気を把握し先読みする
- 森永康平
- 日本実業出版社 / 2022年6月17日発売
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SP500投資をして株価の変動に気になってくると、長期金利が気になり、長期金利が気になると、雇用統計、物価指数などが気になってくるものである。
そんな指標を追っていると、ミシガン大学とかフィラデルフィア連銀うんぬんかんぬんというキーワードが出てきてちんぷんかんぷんになってくるのだが、そういった経済指標について解説しているのがこの本である。
この本はアメリカ株ではなく日本株を中心にしているので、それらを読んでみると、日本の景気に関しても興味を持ってみてみようと思うようになった。
2024年3月17日
- 誰も教えてくれないダークな世界を覗く ヒューマンバグ大学 佐竹博文の壮絶な人生編
- ヒューマンバグ大学
- KADOKAWA / 2020年9月26日発売
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昔のヒューマンバグ大学に登場していた佐竹博文の人生に関する動画や、動画化はされなかった文案を小説にしたものを本として出版したもの。
古き良き佐竹博文は現在バグアカデミアというサブチャンネルに鬼頭丈二と一緒に出ているが、バグアカデミアのほうはもう見なくなった。
古き良き佐竹博文は、知りえない現実を教えてくれる感じで面白かったのだが、古い頃の良さがなくなっているなと本を読んで感じた。
2024年3月14日
- 詩人別でわかる 漢詩の読み方・楽しみ方 時代や作風で深める読解のコツ35 (コツがわかる本!)
- メイツ出版
- メイツ出版 / 2021年9月30日発売
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中2の長女が漢文の韻のついて聞いてきた。
理系の私にとって漢文など最も興味がなく、最も遠ざかっていたジャンルではあったが、この本を読んで、漢詩には定型的な決まりがありそれに則って読まれており、当然のことではあるがその韻というものは当時の中国語の発音までわかっていると深く楽しめるものだと知った。
漢文アレルギーもちょっと治ったかなと思うと良い本に出会った気がする。
2024年3月13日
- 眠れなくなるほど面白い 図解 建築の話
- スタジオワーク
- 日本文芸社 / 2020年3月25日発売
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建築についてあまり学んだこともないなと思い手にとったのがこの本。
主に日本の建築について図解つきで書かれておりわかりやすかったし、寺や神社、城や民家についても、そういうことだったのかという感覚になる部分も多かった。
日本家屋の床の高さはその家屋に住むものの身分に由来していたという話や、山城から平城に変わっていったのも戦がなくなって権威をつけるためだけではなく城下町の商人や職人の安全を守るためでもあったことが学べた。
2024年3月10日
- メタバースとは何か~ネット上の「もう一つの世界」~ (光文社新書)
- 岡嶋裕史
- 光文社 / 2021年12月24日発売
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結局、メタバースとは何かがわからなかった。
ただ、最近のゲームの実装の話とか、コミュニケーション系のアプリのコンテンツを取り巻くアメリカや日本の状況を知ることもできた。
あと、GAFAMの各社がどういう方向性でメタバースに関わっているのか,関わろうとしているのかということもわかった。
タイトルにあるとおり、メタバースとは、まさにもう一つの世界ということが言いたかったことだったのだろうかと想像する。
2024年3月10日
- 新しい戦争の時代の戦略的思考 国際ニュースを事例に読みとく
- 奥山真司
- 飛鳥新社 / 2024年2月10日発売
- Amazon.co.jp / 本
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戦略を立てる際、いくら机上で色々シミュレーションしても想定通りには運ばない。
それは、その想定が相手のリアクションを考慮していないからである。
全くその通りだと思う。これができないから未来予測は当たらないし、事前に想定もできないので対応のしようがないのである。
あとアメリカが分断されているという話や、トランプの発言が発端となった盗まれた選挙の暴動の話も、その震源地がトランプ支持層としてよく知られる白人低所得者層ではなく、比較的インテリ層が多いという事実も意外だったので読んでいて学びがあった。
2024年3月6日