疾走 上 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店 (2005年5月25日発売)
3.68
  • (862)
  • (1039)
  • (1561)
  • (164)
  • (55)
本棚登録 : 9205
感想 : 825
4

著者の作品は、好きでよく読みます。ほのぼのとした作品。涙を誘う作品。大人の御伽噺のような作品。おじさんである著者が、どうして少年少女の気持ちがわかるのか不思議にさせる作品。共通する部分は決して居心地の悪い、不安感を誘うような作品は読んだことがありません。私が知らないだけかもしれませんが。この作品は、ズバリそんな作品だなあと感じます。上巻を読み終わった段階では全く救いがありません。でも、著者の筆力は読ませます。違和感から逃げることができずに読み進めます。下巻でも展開が楽しみです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年4月15日
読了日 : 2021年4月15日
本棚登録日 : 2021年1月10日

みんなの感想をみる

コメント 2件

きのPさんのコメント
2021/04/15

ハートフルストーリーの多い重松清の作品の中で、この本だけ別の人が書いているような、、、
それだけの異彩を放っている作品だと思います!!

下巻もお楽しみ下さい(^^)♪

yhyby940さんのコメント
2021/04/15

コメントありがとうございます。なんとも胸騒ぎをさせる上巻を読み終えて、下巻がどのように物語が進むのか興味津々ですね。

ツイートする