- Amazon.co.jp ・洋書 (437ページ)
- / ISBN・EAN: 9781407115009
感想・レビュー・書評
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サムとグレースの純粋で無垢なラブストーリー。詩的で表現豊かな文章は、ミネソタの肌に刺すような厳しい寒さと一瞬にして凍りつく白い吐息を、読みながらにして実感するようです。ポスト・トワイライトとして脚光を浴び、トワイライトと比較されがちですが、過剰にコマーシャライズされずに、この透き通るような美しい世界観を保っていってほしいです。
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Wolves of Mercy Fallsシリーズの1冊目。
詩的な感じがして、寒さまで感じるような世界観と、狼男のミステリー。
読んだ数ページで引込む力があります。まんまとハマりました。
寒さすら感じる文章で、冬に読むのが絶対にオススメ。 -
最初の4ページだけですごく2人の関係や世界観が感じられて、引き込まれた!洋書の一冊目としてPoison Studyとこの本で迷ったけど、とてもおもしろくて素敵な本だったので、選んで正解でした。
パラノーマルものだけど違和感がなく、等身大の主人公二人のラブストーリーです。似たジャンルの本にトワイライトがあるけど、文章はもっと詩的でとても綺麗な感じ。個人的にお菓子のお店でのシーンが、香りなどの描写が豊かで大好きです。
続編のLingerが出たので、早く読みたい。Studyシリーズはもう少し先延ばしになりそう!? -
続巻も楽しみ^^
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人狼と高校生の女の子の切ないラブロマンスです。
夏の間しか人間に戻れないSamは、狼になることへの肉体的、精神的な苦しみを抱え、人生に絶望しています。Graceは小さな頃から両親にあまり関心を持ってもらえず、孤独な人生を歩んでいました。ようやく出会えた二人は強く惹かれ合い、二度と離れない事を願いますが、Samが狼に戻る時が近づいてきます。ティーン向けですが、ステファニーメイヤーの「トワイライト」が好きな人だったら、かなり楽しく読めるかも。私はとっても気に入りました。
英語レベルは、高校生レベルでしょうか。狼の話は出てきますが、それほど専門的な単語もありません。ハリポタ読んだ人なら楽勝かなという感じです。ちょうどトワイライトとおんなじくらいだと思います。 -
Graceは数年前に狼たちに襲われたが、一匹の狼に助けられた。同じ学校の生徒が狼に殺され、街の人たちが銃を持ち森へ狼を仕留めに出かけた時、彼女は傷ついた黄色い瞳の少年に出会う。彼こそ彼女が探していたその人であった
この狼たちは満月でなくて温度で変化するらしい。新しい切り口が新鮮です。一応、ハッピーエンドなんですかね。
Samはリルケなんかが好きな文学青年です。
続編“Linger”が2010年7月に出るとのこと、やはりシリーズ化されるのでしょうか。映画化の話もあるとか。