- Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000057691
作品紹介・あらすじ
マニュアル・仕様書や報告書など、技術文書には単なる作文とは異なる独特のコツがある。正確さ、わかりやすさはもちろんのこと、図表やグラフなどを上手に使うことが大切だ。何より、明瞭、簡潔さ、そして説得力をもつことがモットーである。漢字・かなの比率から句読点の打ち方にいたるまで、すぐに役立つ情報とその要点を具体例で学ぶ文章作法。
感想・レビュー・書評
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相手に正しく物事を伝えるために気をつけなければならないことが簡潔にまとめられている。構成や展開といったこの手の本では必ず書かれているものだけではなく、日本語特有の注意すべき点や著作権に関することにも触れている。また、文章をだれが読むのか、「ですます体」「である体」の切り替えといった忘れがちな点にも触れている。加えて英語での数の読み方にも触れている。読み方は口頭発表のポイントであり書き方の範疇からは外れるものの有用な情報である。文章そのものを書く技術の説明というよりも、書いた文章を見直すポイント集の側面が強い。しかしながら見逃しがちな点を指摘しているので有用性が高い1冊となっている。
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2009年3月11日図書館で借りたのを読。
修飾語の位置に注意する、とか結構役立ちそう。購入してもいいかも。 -
毎日文章(仕様書・設計書)を書いているが、日本語の書き方、体系だった文章の書き方ということをあまり意識したことがなかった。
この本は、そのようなことを、分りやすく説明している。しかも著者は、テクニカルライターだけあってとても読みやすい。
○一文一義主義
一分の中に色々なことを詰め込んで長文になりがち。そういう文章は、主部がぼやけたり理解度が落ちる。
○接続詞はひらがなで表記する
及びー>および
又はー>または
は、漢字で使っていた。
○文章構成
起承転結、序破急、演繹的手法、帰納法などがある。
設計書の各項目には、演繹的手法、帰納法を取り入れるとよさそうだ。
これに関しては、もう少しほかの本を読んでみよう。