- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000230643
感想・レビュー・書評
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楊逸さんという外国人の芥川作家を初めて知りました。この本は著者の母国である中国を中心に、著者が現在住んでいる日本や旅先で訪れた外国の料理について書かれています。文章がとても綺麗で、取り上げた料理やその国の情景を想像しやすかったです。
基本的に見開きで完結するコンパクトな料理エッセイですが、豆知識がたくさん手に入りました。珍しい料理や中国の料理の由来や諺など、スマホ片手に調べながら読みました。著者の故郷であるハルビンのパンやクワスが食べたくなりました。ハルビンの食文化がほとんどロシアと同じということも初めて知りました。とにかく勉強になる本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世界は美味しい。うん。ハルビンの巨大パン列巴たべてみたい~!
あ、天津飯って、天津にないんですって!びっくりしたわ~
ただ、私は未熟者なので、まだ水の違いで大きく味が変わるというのがよくわからない。
王安石は、長江の三峽のうち、中峽の水を持って帰るように、と弟子に頼んだのだが、弟子はうっかり中峽で取水し忘れて、下峽で水をくんで持ち帰った。その水でお茶を淹れてみたがなんだかおかしい、ということで弟子のズルがばれちゃった
という一節。いやいや、同じ川の水でしょ?うーん…昔だから今ほど生活排水問題や工場からの汚染水なんてものはないよね?水の流れかたの違いで味なんて変わらないでしょ…?
と、今はおもってるけれど、もう少し年配になればわかるかもしれませんね。 -
食べ物ネタは美味しい。
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毎日の日曜版で毎週読んでたはずなのに
ちっとも覚えていない自分にびっくり…
ちょっと変な言い回しや、思い込みはご愛嬌。
意外と最近本になってたのにもびっくりした。
日曜版紙面の制約上言葉足らずが多くて、
もっとしっかり加筆してくれたらよかったな〜 -
中華料理が食べたくなるかと思っていたが、過去の中国旅行を思い出すだけだった。本場で旨い料理に出会っていれば、活字から味を思い出しただろうけど残念。
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芥川賞作家による「食」にかんするエッセイ。
主に中国の食に関する内容が多い。
あまり惹かれる食べ物がなかった。
色々紹介されているのに、なぜだか美味しいそうに感じない。ちょっと理屈っぽいからかな...