大学新入生に薦める101冊の本

制作 : 広島大学総合科学部101冊の本プロジェク 
  • 岩波書店
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000237635

作品紹介・あらすじ

21世紀を生きる上で重要となる「文理横断型」の知を強調するユニークな読書案内。大学における「教養的教育」の水準とアウトラインを示し、学生が自主的に学習する際のガイドブックとして役に立つ。「時代を超える基本教養」「人間の記録」「越境する知」「現代の重要問題」の4分野に分けて紹介。著者・編者名、書名、事項についての詳細な索引付き。

感想・レビュー・書評

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  • 「教養とは何か」それは「専門的学識はなくとも、話し手の説明の中のどこが正当で、どこが不当であるかを、適切に判断することができる」能力というアリストテレスの定義が印象的。が、アリストテレスは101冊には入っていない。それは「自分の子供に読ませたい」というよくわからない基準で18世紀より前の本はカットされているからである。という事で、取り上げられている本は所謂「流行本」が混在しており、トータル的には微妙なリストになっている事は否めない。これが広島大学の限界なのかもしれないが、そういう事が判断できるようになるのもひとつの教養なのかと。

  • 019.9-ダイ 000369397

  • 多分野にわたって非常に面白そうな良書が紹介されていてGOOD!筆者の略歴なども載せてくれているのが親切。

  • 読書の幅を横に広げてくれる本。
    要約だけって紹介もあったのが何だが……


    ピーターセン「日本人の英語」


    板垣雄三「石の叫びに耳を済ます~中東和平の探索」
    ユダヤ人という観念の押し付け

    バーンスタイン「リスク」
    統計学、確率、株

    ラッセル「ラッセル幸福論」
    1、3.5、15、17章
    ねたみと民主主義

    ハイゼンベルク「部分と全体~」
    自然科学と芸術
    彼の思考の成長


    苅谷剛彦「知的複眼思考法」
    思考停止
    問いの立て方


    ベスト「統計はこうしてウソをつく」

    ベストの次に
    谷岡一郎「社会調査のウソ」

    三浦俊彦「論理学入門~」

    「ゲーデル、エッシャー、バッハ~」
    この本、私あちこちで出会ってメモするの3度目だ…


    モリソン「英語で パワーズオブテン~」
    10の累乗の世界

    辻邦夫「安土往還記」
    この方のは「背教者ユリアヌス」とか、洋ものしか読んだ事ない

    デューラント「誰が文明を創ったかーブッダからシェークスピアまでー」
    歴史に影響した人物
    「この世に客に来たと思えば何の苦もなし。元来客の身なれば好き嫌いは申されまじ」晩年の独眼竜…かっこいい…(谷沢永一「百言百話」)

    マンキェウ゛ィチ「図説 世界の数学の歴史」
    カオス、複雑系迄


    梶田昭「医学の歴史」
    東ローマがアテネの学問を禁止。ササン朝ペルシアに古代ギリシャ、ローマの書物が流れ込む


    ガモフ「トムキンスの冒険」
    原子論相対性理論、人体の構造、進化、脳とコンピュータ、宇宙

    ライシャワー「ライシャワーの日本史」

    テグジュペリ「人間の土地」

    キュブラー=ロス「死ぬ瞬間」
    死と死にゆく過程。死の五段階の心理

    ベストの次に
    谷岡一郎「社会調査のウソ」

    ピーターセン「日本人の英語」


    板垣雄三「石の叫びに耳を済ます~中東和平の探索」
    ユダヤ人という観念の押し付け

    バーンスタイン「リスク」
    統計学、確率、株

    ラッセル「ラッセル幸福論」
    1、3.5、15、17章
    ねたみと民主主義

    ハイゼンベルク「部分と全体~」
    自然科学と芸術
    彼の思考の成長


    苅谷剛彦「知的複眼思考法」
    思考停止
    問いの立て方


    ベスト「統計はこうしてウソをつく」


    三浦俊彦「論理学入門~」

    「ゲーデル、エッシャー、バッハ~」
    この本、私あちこちで出会ってメモするの3度目だ…


    モリソン「英語で パワーズオブテン~」
    10の累乗の世界

  • 大学卒業間際。読書量を増やしたいけれどどんな本を読もうか・・・と思っていたところ、大学の図書館に置いてあったこの本を見つけた。「新入生」の頃はとうに過ぎてしまっていたが、101冊全て手帳にメモして、少しずつ気になる本から買っては読んでいる。

    これまで読み終えたのは、『君たちはどう生きるか』『私の個人主義』『脳の中の幽霊』『ボクの音楽武者修行』『知的複眼思考法』『ご冗談でしょう、ファインマンさん』『モモ』など。
    どの本も確かに、「大学新入生」というこれからの時代を生きていく若者に読んでもらいたいような、読む人の感性を刺激し、時代や国、日常の感覚を超えて視野を広げてくれるような名著ばかりだった。

    大学新入生だけでなく、高校生や社会人にも、読書生活の参考におすすめ。

  • 101冊がそれぞれ見開き2ページで解説されており、関連本の紹介も充実している。
    第5章の「本の買い方選び方」も情報が充実しており、読みごたえがあった。

    本の情報の入手方法
    * 新聞の日曜日の書評欄
    * 週刊文春、週刊朝日の書評欄、書評集
    * ダ・ヴィンチ、本の雑誌
    新聞などの書評にだまされる割合は5割以上(立花隆)

    <関心をもった本>
    文明の生態史観(梅棹 忠夫)
    ゾウの時間 ネズミの時間(本川 達雄)
    知的複眼思考法(苅谷 剛彦)
    世界を変えた地図(サイモン・ウィンチェスター)
    牧野富太郎自叙伝(牧野 富太郎)
    利己的な遺伝子(リチャード・ドーキンス)

  • 本を選ぶときの参考になった。なんせ薦めるほんが101冊も
    あるので自分の読む本の許容範囲が広がった。中には自分
    が見かけたことのある本もあったので、実際に読んでみたいと
    思う。薦める本に対しての、ツッコミもあるので、編集者の考え
    方も参考になった。さらに、4分野に分かれているので自分が
    読みたいジャンルも、すぐに発見できる。オススメなので、読ん
    で見てください。

  • 内田和夫先生推薦

    学生諸君に薦めたいこと(その5)は、本の背表紙を眺める暮らしををしてみては、ということ。この本は現代学生の教養という点でめくばりがいい。利用法は、これは興味深いかもと思えそうな本の紹介をまず、読んでみる。見開き2ページの解説を味読。そして、これは読みたいかもと思えた本は、買うか、借りてきて本棚に飾る。暇な時、その本を取り出し、1ページ2ページ読み、いい言い回しの1行などに感心し、そしたらおもむろに本棚にしまう。
    背表紙を眺める暮らしがあるのがリッチの始まり。書名を知っているだけでもなかなか。

  • 良い本をもっと読もう。この本良い本、本物の本。

    大学入学前に、わざわざキャンパスに行って、購買会で購入した大学デビュー本。


    意外や意外。だいぶ時間が経った今になって、読んでみたくなった。

    ハウツー読むよりも、心が動かされる本のガイドブックを読んだほうがいい。


    ガイドブックだから支配されているような感じもするけれど今は仕方ない。

    本当に購入してよかった本。

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