幽霊塔

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 1015
感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000254199

感想・レビュー・書評

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  • ジブリ美術館の企画展示『幽霊塔へようこそ展』とのタイアップ出版ですね。
    涙香の『幽霊塔』は既に読んでますので、それを乱歩がどうリライトしたのかを意識しながら読めたので面白かった。
    冒頭に収録されてる、口絵はカラー16ページ。宮崎監督の幽霊塔愛が溢れてて良かったです(笑)

    翻案原作である『灰色の女』も読まねばな-。

  • 江戸川乱歩 1937年

    宮崎駿のイメージイラストに魅かれて購入
    初の江戸川乱歩!…といっても黒岩涙香が先に描いてたものをリライトしたものらしいけれど

    冒頭に載っている宮崎駿のページは凄く気になるけれど後回し だって本編の雰囲気を結構細かく描いてあるっぽいんだもの

    内容や事件の真相・トリックは少し子供向けと言ったところはあるけれど、そういうのが好きだった自分は十分引き込まれたし楽しめた
    特に冒頭のヒロイン秋子と出会い、そして不可解な事件が始まろうとしているあたりのミステリアスな空気は大人が読んでも十分楽しめると思う

    ただ困った事に読みながら脳内イメージがどうしてもジブリ絵になってしまうw 宮崎氏のイメージイラストのせいと思われる。

    全て読んだ後宮崎駿ページを読んだけれど、肝心なオチは伏せてあるもの、やっぱりネタバレ的なところもあり、後回しにして良かったなと思う。巻末に載せて欲しかったな…

    ただ一体どういう流れで江戸川乱歩が幽霊塔を描くに至ったか、誰が最初に描いたのか、そして宮崎駿がどう影響を受けたのか分かって面白かった

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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