- Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001112306
感想・レビュー・書評
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ツバメが出てくるようなので読んでみた。
こんなにも悲しいお話だったなんて…
巨大な歴史的建造物を見ると、かつてどれだけの人々が犠牲になったのだろうと思うが、まさにこういうことなんだと感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
唐 亜明 (著), 蔡 皋 (イラスト)
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装丁/丹羽朋子
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お城にしろ、教会にしろ、実際建築に携わった人々の名は残ってない…
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中国の民話。
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★★★★☆
万里の長城は涙でできている。
登場人物がおじいさんおばあさん、娘、夫ではなく、一人ひとり名前を持っていることが、ぐっと身近に感じる。
すばらしい世界遺産だけども、造らされた「名のない」人々のことも思いをいたさなければ。
絵もすばらしいです。
(まっきー) -
中国の民話の絵本。
夫婦二組の話かと思えばそうでもなく、桃太郎展開かと思ったら特にそこは重要でもなく、主題がころころ変わるように見えるのが古い話らしくて良い。
ヨーロッパの「娘が王子を助けに行く話」とは色合いがやや違うのも面白い。
絵が綺麗。途中で書き方が変わるのはわざとか?
淡い里山と荒い道中と迫力の終盤。
漢服も右前なのかな。 -
悲しい話。
なんの気なしに手に取ったが、研究対象として興味深い。
瓜(燕が運んできた種)からの出生、夫を探して長距離の旅をする所は一読してみて特に気になった。 -
孟さんと姜さんは、かわいがっていたツバメからひょうたんのタネをもらったので、植えてみました。すると、おおきなおおきなひょうたんができて、中から可愛い女の子が生まれたのです。孟姜女と名付けたその子は美しくせいちょうし、やがてやさしい万喜良と結婚します。ところが、幸せな時は束の間でした。夫が万里の長城の工事に連れていかれてしまったのです。孟姜女は夫を探してひたすら歩いていきましたが、夫がすでに亡くなったことを聞いて…。
中国の悲しい民話。スケールの大きな絵がすばらしい。