まほうのレンズ (岩波少年文庫 2131)

  • 岩波書店
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001121315

感想・レビュー・書評

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  • これは・・・・・どう評価したらいい作品なんだろう???  ストーリーは奇想天外って言えば奇想天外なんだけど、どちらかというとデタラメっていう感じ??  ある朝起きてみたら子供が目をキラキラさせながら寄ってきて「あのね、あのね、夕べ変な夢を見たんだよ。  それでね・・・・。」といった感じで興奮して前後の脈絡もちょっと怪しいままお喋りされちゃったお話・・・・みたいな感じとでも言いましょうか・・・・・ ^^;  ところどころホラーっぽさ(でも KiKi の苦手な血みどろホラーではないパターン)やら、ナンセンスさが顔を見せる何とも不思議な物語集です。  まあ、思わずクスッと笑っちゃうような描写もあったりするんだけど、要するに何が言いたいのかわからないまま唐突に終わっちゃうお話も多くて、ちょっと肩透かしを食らったような気分になったりもします。  まあ、「ありきたりのおはなしではないおはなし」であることだけは間違いありません。

    じゃあ、嫌いか?っていうとそうでもないんですよね~、これが!  どちらかというと KiKi は結構好きかもしれません、こういうお話。  表題作の「まほうのレンズ」や「ガートルードと人魚」、「ガートルードの子ども」、そして「三げんの宿屋」なんかはブラック・ユーモア的な要素もあるし、「ガラスだまの国」なんかは言ってみれば反戦小話みたいな感じだし、「クモの宮殿」なんかは日本語で言うところの「言わぬが花」のお子ちゃま版みたいな感じで、楽しませてもらいました。

    (全文はブログにて)

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