銀の枝 (岩波少年文庫 580)

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  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145809

感想・レビュー・書評

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  • 文庫版、挿絵の1つがネタバレになる位置に掲載されている。

  • 初期作品。
    「第九軍団のワシ」の子孫の物語。

    ローマ帝国崩壊まではまだ百年ほどのある時代。
    カロウシウスという男がブリテンを独立させて皇帝を名乗り、支配していた。
    ローマにいるマキシミアヌス皇帝が追撃に敗れ、同格の皇帝を認めて和議を結ばざるを得なくなったのだ。

    軍人の家系のジャスティンは、軍医としてブリテンに派遣される。
    軍人には向いていないという思いを噛みしめながら。
    そこで知り合ったのは赤毛の百人隊長。イルカの紋章でまた従兄弟に当たるらしいとわかる。大伯母のホノリアでないと、ややこしい家系は説明できないそうだが。

    カロウシウスは印象的な男で、たまたま近く接することがあったあ二人は忠誠を誓う。
    有能で有名な副官は、長身で白っぽい金髪のアレクトス。
    やがて不穏な噂が流れ…
    左遷された二人は時期を待つ。
    大陸へ渡ろうとするが、ポウリヌスという裕福な男性に助けられる。
    アレクトスに反感を持つ人間をローマへ逃がしていたのだ。
    読み応えのある小説です。

  • 最後の戦いの場面は胸が熱くなります。
    脇役ですが剣闘士が非常に印象深い。
    第九軍団とつづけて読むとより感動する場面も多いかと。

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