- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001150223
感想・レビュー・書評
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ペベンシー兄弟が出てくる第2弾。あっという間に年月がたってしまっていたナルニア国内の様子に最初は驚きます。
4人とカスピアン王子活躍がたのもしくて楽しい本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ナルニア・シリーズ第二巻。これは「ライオンと魔女」の続きもの。当初我が家にはなかったけれど、クレヨンハウスに行ったあるとき、買ってもらう一冊に選んで家の一員となった本。
「ライオンと魔女」で終わってしまったと思っていたペベンシーきょうだいのお話に、続きがあって嬉しかった記憶がある。人気者リーピ・チープのお披露目の巻。 -
ナルニア国物語第2章。夏休みがおわり寄宿舎へ帰る途中,ペベンシー家の4人きょうだいは,魔法の力でナルニアに呼びもどされます.かつて4人が王であり、王女であった時代から数百年がすぎ,暴君のもとで荒廃しきったナルニアで,4人は,危うく殺されそうになるカスピアン王子を助け,テルマール人たちを相手に命がけの戦いをくり広げます.
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有名ファンタジーなのでとりあえず。
まあ面白いです。 -
突然ナルニアに引き戻された4きょうだい。かつて所有していた「助けを呼ぶつのぶえ」に、なんと自分たちが呼ばれてしまうというのがおもしろい。呼んだのはテルマールの王子カスピアンで、敵は叔父であり簒奪者である現テルマール国王だ。両陣営ともに裏切りと不信の気配が漂い、シェイクスピア劇を見ているようだ。実際、「マクベス」を連想させる場面もある。(「指輪物語」にも「マクベス」を思わせるシーンが散見される。マクベスは悪い王のアイコンとして、リチャード3世にずいぶん水をあけているようだ。)終盤、アスラン登場とともに、眠れるナルニアの民たち(バッカスや木の精など)が次々と目覚めていく。ナルニア全土に喜びがあふれ、ローマ神話的な祝祭の気分がもりあがる。これを見ると、テルマール王国というのは実はキリスト教による支配をあらわしているのではないか、と思えてしまう。カスピアンは背教者ユリアヌスだ。が、著者は篤信のキリスト教徒であるそうだから、こんな読み方をされたら不本意に違いない。前作と違っていかにも長編の一部であり、読後非常に落ち着かない気分である。7冊読んでからでないと評価できない本のような気がする。(読んだのだが、大昔だ。忘れてしまった。)さっそく続きを読まなければ。
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子供の頃からの大事なシリーズだが、指輪物語やゲド戦記と並んで映像化は無理だと思っていた。
けれど指輪物語が元の作品のイメージを損なう事無く、いやむしろ自分の想像を遥かに超えた映像となって現れたあたりから『もしかすると…』と思いが変わっていた。
はたして映像化された作品を観た時に自分の中の架空の“絵”よりも鮮やかな色で表現された世界に驚くと同時に嬉しかった。
自分の大好きな作品が映像化された喜びもあるけれど、抱いていたイメージが台無しにならなかったから。
自分勝手ではあるけれど、やはり大事な作品のイメージが壊されたように感じるのは楽しいものではないので。
でもやはり自分の中にある“絵”やそれに付随している香や手触りや感触は全然別のもの。
そしてそれはそれで映画を観たあとでも損なわれる事無く存在している。
面白い事に子供の時によんだ頃からそれは変化していない。