ものぐさトミ- (岩波の子どもの本 カンガルー印)

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感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (44ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001151299

感想・レビュー・書評

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  • 2023.7.13 3-1 ち
    11分くらい

  • 絵のタッチが可愛い。

    ものぐさな、トミー・ナマケンボの暮らしを描いた絵本。名前からしてもぅすでに、ものぐさ笑


    もぅ、やりすぎ…と呆れちゃうほど。
    楽は楽だと思うけど、、ほんとにそれ楽?
    と心配になるほど。

    これを読んでいて彼の生活をいいな~とは思えず。逆に自分で出来ることの有り難さを感じた。。


    でも最後は、ハプニングを経て自分の力でやらないと痛い目をみることを学び、心を入れかえたトミー・ナマケンボ。

    最後の一行には、
    彼の本心からの叫びを感じました。笑


    読んでいる間、
    うそぉ〜、え〜、あーあ、ほらー、だよね、、そりゃそーなるよ〜と、心の中の叫びが最後まで止まない一冊でした。

    面白かったです。笑

  • トミーはとっても”ものぐさ”な男の子。
    だから勝手にお風呂に入れてくれたり、ご飯を食べさせてくれる電気じかけの家に住んでいるよ。
    ところが、停電が起こったからもう大変!
    機械が暴走して大変なことに…!?
    こんなお家にあなたは住みたい…?笑

  • 「学校から家までベルトコンベヤーがあるといいのに」とブツブツ文句言うものぐさ子どもたちに。トミーが大変なことになる後半がバカウケ。

    すべてオートメーション化していると応用がきかない、電力頼みの生活の危うさ…大人にもなかなか味わい深い。

  • こどもと一緒に笑えるお話でありながら、テクノロジーへの警鐘をも折り込んだ、名作です。

    ものぐさトミーの身支度は、日々機械によって自動的に行われます。
    ところがある日、停電になり、機会が止まってしまいます。
    停電が復旧したあとのトミーの生活は…いったいどうなったのでしょう??


    私たちはライフラインや機器のおかげで、いまや便利で快適な生活を送れています。
    けれど、それが止まってしまったら…?

    トミーの場合は笑い話ですみますが、私たちの暮らしはそうはいきません。


    便利な生活に感謝しつつも、いざという時に備えて日々、自分の頭で考えて生きていくことの大切さを、この本は教えてくれます。

    小学生以上からひとりで読めます。
    小学校低学年は、特に親子読み聞かせにもオススメの1冊です。

  • 逆さになってからがこの本の面白さの真骨頂。
    機械だからどこまでも機械的に作業をこなす。
    その無機質さがちょっと怖いくらい。

    それはそうとトミー、朝から食べ過ぎだよ(笑)。

  • 電気仕掛けの装置の暴走に5歳児抱腹絶倒!
    読み聞かせ:5才から
    読み聞かせ向き度:★★⭐︎
    ローテクな装置ってどうして子ども心をくすぐるのでしょうね。まるでピタゴラスイッチのごとく、流れるように装置が作動し、朝の支度の全自動で済ませてくれる。そんな機械の大暴走に、子ども大ウケ。
    寝る前の読み聞かせだと、お子様が爆笑しすぎて眠れないかも。でも、良いじゃないですか。たまにはそういうのも。時が経っていつかそんな夜もあったなと親子の読み聞かせの時間を思い出せたなら、なんて幸せだろうと思うのでした。
    私にとっては、だいぶ昔の出版ということもあり、ちょっと読みづらい言い回し等あるのですが、ここは頑張りどころ。子どもに笑ってもらうために練習するといたしますか。

  • 面白かった

  • 良かった

  • 息子7歳6カ月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。

    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    何度も読む(お気に入り) ◯
    ちょうど良いボリューム ◯
    その他

    なんでこの作品の存在を忘れていたんだろう!
    小さい頃夢中になって読んだ絵本です。
    電気で動くいろいろなしかけが楽しくて、将来こんな生活ができるようになるんだ、とワクワクしたものでした。
    大人になって改めて読むと、当たり前のようになる電気の存在のありがたさと、それにたよりっきりの生活のあやうさという深い話だったことに驚きを覚えました。
    電気にたよってばかりでいると、ほんとうに「おしまい」になっちゃうよね。

    トミーのどたばたを読んでゲラゲラ笑っている様子が、小さい頃の私のようで、おもしろい。

松岡享子の作品

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