うつ時々,躁: 私自身を取り戻す (岩波ブックレット NO. 992)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 87
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784002709925

作品紹介・あらすじ

多忙なある日、突然うつと診断される。その7年後、今度は「双極性障害」だとわかる。試行錯誤の中での、薬や自分の症状とのつきあい方、子育ての悩み、医療者との関係、他の患者との交流、そして寛解に向けての日々を、患者に必要な情報と共に、この間に自分で記録してきたことともに、具体的に綴る。

感想・レビュー・書評

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  • 躁鬱→双極性障害となった著者自身の体験や心の動きが綿々とつづられている。
    多分同じような悩みを抱える人にとっては、とても助けになる本だと思った。
    この病気になるとどういうことが日常として起こるのかが一側面からではあるだろうがよくわかった。著者の病気との向き合い方にも頭が下がる。
    なにより配偶者の深い愛を感じた。
    2023.10

  • 2023年9-10月期展示本です。
    最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00544109

  • 鬱について学びたかった。客観的に書かれていて、分かりやすかった。筆者はとても行動的で探究心に溢れる方だと思う。

  • 状態を、ことば残しておくことは役に立つ。自分の役にも人に役にも立つ。エッセイセラピーとでもいえる事例。

  • 自分の病状の見直しに。ここは違う、ここはおんなじ。などと。

  • 以前は「躁鬱病」と呼ばれていた精神疾患、正しくは「双極性障害」という。
    このブックレットでは「双極性障害」になった当事者がどのようにその病に対峙し、克服への道を辿っていくかを著している。
    精神疾患に関して、以前よりはましになったとはいえ、偏見を抱くことが多い。しかしこの本を読めば、何が原因かはっきり解明できておらず、誰でも罹患する可能性があることがわかる。
    またその病に対して、当事者が発言することは少なく、どのような症状か、どのように治療していき、それを本人はどのように受け止めていくかということはほとんど知られていない。医師や医療担当者の学術的な内容ではなく、一般の人たちが理解しやすい平易な文体と内容で病に対する患者の心情もよくわかる。
    「双極性障害」という一つの精神疾患の闘病記ではあるが、精神疾患を理解する手がかりになる作品だと感じた。

  • 近しい人に症状があり 気になる書籍を探しては読むようしている。
    私の中ではNo. 1。
    どうしても重くなりがちな内容だが ライトで読みやすく なによりページ数が少ない!
    気が付いてみたら 付箋だらけになっていた(笑)
    小さいお子さんを持っての「双極性障害」さぞかしお辛かったでしょう。よくぞ書いてくださいました!

  • 2019.03.31 図書館

  • 突然なんだ、、、

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    多忙なある日,突然うつと診断される.その7年後,今度は「双極性障害」だとわかる.試行錯誤の中での,薬や自分の症状とのつきあい方,子育ての悩み,医療者との関係,他の患者との交流,そして寛解に向けての日々を,患者に必要な情報と共に,この間に自分で記録してきたことともに,具体的に綴る.
    https://www.iwanami.co.jp/book/b432936.html

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