- Amazon.co.jp ・本 (589ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003117514
感想・レビュー・書評
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調理方法の説明が細か過ぎる。
自分で全てを調理しようとすると時間と手間がかかる。ルーがない時代のシチュウは2日。お多福豆は3日。現代はスーパーへ行けばすぐに食べられる。ありがたや。
明治の書物にタピオカが出てくるとは思わなかった。
食べ物、調理道具、思想、風習など多岐にわたっているので意外と飽きなかった。
途中から大原さんの行末の方が気になってしまって、料理の場面は流し読みになってしまった。
暮らしに関しての講釈も多く、丁寧な暮らしの元祖、極みのようで今流行りの丁寧な暮らしがとても簡単に思え、丁寧に思えなくなってしまう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
明治時代のベストセラー、料理指南書。ストーリー仕立てで、当時の食文化を知ることができて面白い。ただ、いちいちレシピを事細かに書いているので少し冗長気味。
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膨大なレシピと、当時の西洋に追いつけ、という意気込みが伝わります。今日の日本の生活がどれだけ便利、かも。コンロもオーブンもない時代にパイwp焼くんですよ・・・
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明治時代の新聞小説。一人の生真面目男が料理上手な美人さんに惚れ、結婚までありつこうとするが。
ストーリーも面白い料理書です。数々の料理の工夫は現代にも十分生かせそう。 -
大衆向けの本ながら、当時の食文化が分かって興味深い。
ちょっと読みにくい文体ではあるけど、ストーリーの面白さと食への啓蒙、美味しそうな料理の作り方が満載。
小説版美味しんぼ。
文庫で上下巻 -
新聞小説なんだけど、実用度たかい。明治時代って、こんなハイカラなメニュウあったなんて驚き!2組の恋愛模様も気になる。。。ハマった。
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同じく新聞連載の「啓蒙小説」で、当時空前の大ヒット作となったのがこちら。明治の頃は大変珍しかった洋食のレシピを紹介するなど、異文化紹介の側面もあったのでしょう。一言で言うなら「珍本」です!