白衣の女 (中) (岩波文庫 赤 284-2)

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003228425

感想・レビュー・書評

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  • 「はくい」ではなく「びゃくえ」 その2

  • 金大生のための読書案内で展示していた図書です。
    ▼先生の推薦文はこちら
    https://library.kanazawa-u.ac.jp/?page_id=18357

    ▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
    http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BN14064109

  • 結局女は顔か。となる。

  • 訳:中島賢二、原書名:THE WOMAN IN WHITE(Collins,Wilkie)

  • 上巻でのスローテンポが嘘のよう。物語は徐々にスピードを上げ、後半はまさに坂道を転がる勢いだ。読み手はどうしても女性ふたりに肩入れしてしまい、ひとつ事が起こる度に息を呑んでしまう。女性から見れば、苦雨凄風を思わせる当時の英国の風潮、そして法律。それを私益の為に利用しようと画策する、卿や伯爵の悪意と狡猾さには心底怒りを覚える。特に、満を持して登場した伯爵の背後に立ち込める、これまで以上の濃霧。彼らの陰謀の先行きと白衣の女が纏った謎。とにかく先が気になって仕方がない。逸る気持ちを宥めながら最終巻へ。

  • 語り手を変えながらの描写は月長石もそうだったと思う。どうなる!下巻!

  • 一人称で様々な語り手の口から語られる形式がよけいにゾクゾクする。なおかつ、読者の皆さんという語りかけがあって読むことをやめさせません。
    いかにも悪そうな人が奥が深くない短気な性格であったり、一見とても人柄がいい人が実は恐ろしい。
    そんなギャップがまたページをどんどんめくらせます。

  • ローラの結婚生活にあらわれたクライド卿の友人であるイタリア人のフォスカ伯爵。ローラを守るためにフォスカ伯爵、クライド卿の秘密を探るマリアン。白衣の女アン・キャセリックの登場。アンを追うクライド卿。クライド卿とフォスカ伯爵の会話を盗み聞きしながら雨に打たれ重病に陥ったマリオン。マリオンを過失として殺害しようとするクライド卿。同じく病気にかかったローラ。ローラの死の知らせに中央アメリカから帰国したハートライトの動揺。ハートライトがローラの墓で出会った人物の秘密。

  • 中くらいから少し面白くなってきた。

    ただ、やっぱり文体が合わない。

    仰々しい感じですっと入ってこない。

  • でもやっぱり最後これでよかったのかもしれない

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著者プロフィール

1824年ロンドン生まれ。法律家修業を経て、20代後半から作家活動に入る。30代半ばで発表した『白衣の女』によって一躍脚光を浴び、1860年代に大流行したセンセーション小説の礎を築いた。代表作は、『白衣の女』の他、『ノー・ネーム』『月長石』などで、後者は世界最初の長篇推理小説としても有名。1889年没。

「2018年 『ヴィクトリア朝怪異譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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