即興詩人 (上) (岩波文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003274118

感想・レビュー・書評

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  • 「デビュー作にはその作家のすべてがある」とよく言われますよね。

    私は彼の童話を読んだ後にこの『即興詩人』を読んだわけですが、「あぁ、アンデルセンらしいな~!」と何度も唸ることになりました。それほどこの作品はアンデルセンの作家人生に大きな影響を与えています。

    そしてこの『即興詩人』は何より、彼のイタリア紀行がもとになって生まれた作品です。「イタリア紀行」といえばゲーテの『イタリア紀行』が有名ですが、まさにアンデルセンもこの永遠の都ローマやフィレンツェなどから多大なインスピレーションを受けていたのでした。

    ローマやイタリアの魅力がこれでもかと詰まったおすすめの作品です。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/707461

  • アンデルセンの文体、挿絵、両方よい。

  • 森鴎外の訳で有名ですが、原典からの口語訳です。まさに青春文学。みずみずしい。

  • イタリア、ローマなどを舞台とした作品です。

  • 原作はアンデルセン。森鴎外は、ドイツ語版からの重訳をした。

    ストーリ的にはいかにもロマン主義的な恋愛もので、取り立てて面白いわけではないが、
    なによりも鴎外の美しい文語文に酔いしれた。

  • 恋愛小説。事件、事件また事件の連続で、あまりにご都合主義的な展開が多く、「有り得ない」と思うような箇所が結構あったが、それゆえにドラマチックだったことは間違いない。中だるみの部分もあるが全体的に楽しく読める良書。

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著者プロフィール

デンマークのオーデンセに生まれる。父親の影響で本や芝居に関心を寄せるようになる。 14歳でコペンハーゲンに出る。30歳で出版した小説『即興詩人』が出世作となり、 各国に名声が広がる。32歳で「人魚姫」を含む第三童話集を刊行し、以降は近代童話の確立者として世界で認められた。

「2023年 『アンデルセンの童話1』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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