- Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003349816
作品紹介・あらすじ
観音菩薩が発した光が暗黒の地チベットに届き、化身の護法王が誕生する-14世紀の学僧が、仏教伝来と建国の王の物語を観音信仰に基づいてまとめた歴史書。口承性・物語性を豊かに含む力強く鮮やかな物語は、今もチベットの人々の心に生きている。チベット語原典からの平明な口語訳に、詳しい訳注と用語集を付した。
感想・レビュー・書評
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ソンツェンガンポ我儘すぎやし、菩薩もいちいち振り回されすぎやし、最早何の為の仏教なんかわからん。一切が無であり空であるなら、寺も質素で本尊一体あれば十分やん。
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原題:Rgyal rabs gsal ba'i me long
著者:Bsod nams rgyal mtshan
監訳:今枝由郎
翻訳:浅井万友美・海老原志穂・星泉・三浦順子
※『王統明示鏡』の抄訳。
【簡易目次】
宇宙の成り立ち、インドの護法王の系譜、そしてブッダ・シャーキャムニの出現
仏塔と仏像の建立とシャーキャムニ十二歳像の中国請来
中国とモンゴルへの仏法の広まりとその王統
観音菩薩が蓮の花の上に現れたことと六字真言の功徳
観音菩薩による有雪国チベットの衆生の成熟と解説へのお導き
観音菩薩の化身である馬王バラハによる衆生の教化
猿と岩の羅刹女から生じたチベット人の系譜
チベットの王統の始まり
護法王ソンツェン・ガンポの誕生
チベット文字の考案と十善戒に基づく法の制定
ソンツェンガンポ王の誓約仏のインドとネパールからの請来
ネパール妃ティツィンの招請
中国妃文成公王主の招請
ソンツェン・ガンポ王と二人の妃による寺院建立
落慶法要
将来の利楽のための埋蔵と教え
ソンツェン・ガンポ王と妃たちの最期