暴力論 下 (岩波文庫 白 138-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003413821

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  • 原書名:Reflexions sur la violence

    政治的ゼネスト
    暴力の道徳性
    生産者の道徳
    統一性と多様性
    暴力の弁護
    レーニンのために

    著者:ジョルジュ・ソレル(Sorel, Georges, 1847-1922、フランス、哲学者)
    訳者:今村仁司(1942-2007、岐阜県、哲学者)、塚原史(1949-、東京都、芸術研究家)

  • 『暴力論』後半と付論3つを収める。マルクス、ベルクソン、ニーチェなどから影響を受けつつ、体制による「強制力」と「暴力」とを区別し、暴力による体制の破壊を目指す。ソレルの意図は、個人の活き活きとした力の発現を目指すところにあったようだが、暴力概念の多義性ゆえアナーキストからファシストまで幅広い層を魅了するこの著作は、今日でもなお危険であり、魅力的な本である。

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著者プロフィール

フランスの哲学者、社会主義者。もとはエンジニアとして政府の土木技師を務めていたが、1892年に退職し、文筆活動をはじめる。サンディカリズム運動に啓発を得て、プロレタリアートを中心にすえた新たな理論の構築をはかった。代表的な著書に『暴力にかんする省察』(邦訳『暴力論』上・下、今村仁司・塚原史訳、岩波文庫)。

「2014年 『プロレタリアートの理論のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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