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- Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004000204
感想・レビュー・書評
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禅と日本文化の関わりについて解説している。
正直、禅が何かについては理解したとは全く思わない。
禅とは、心の持ち方であり、無心に近い様子だろうか。
一心不乱に何かに打ち込むことのようであり、自然を感じ一体となる感覚のようでもある。
また、それが剣術や芸術にも通じるという。
内容を総合して考えるに、世界と一体となる覚悟のようなものだろうか。
本書にもあるように、言葉や知識ではなく、体験的な感覚という。
それを悟ることであらゆる分野に発露していくのだろうか。
また、言葉で語れないものだからこそ、俳句や絵画と言ったものを通して技術ではなく感覚を伝えるのだそうだ。
「神秘的な感覚」というとこの言葉自体が禅とかけ離れる気がするが、そのようにつかみ所がないものだと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
鈴木大拙さんの本は解り易いですね。何故なら世界の人に向けて書いてあるからで、様々な角度から「禅」と言うのもを講釈しているから。禅に興味のある人は鈴木大拙さんを知らなきゃ嘘。また、仏教の世界観も同時に味わえる一冊で2度美味しい本です。しかしながら俺は仏教や禅、宗教全般を全く信じません。「こういう思想もある」といった方が話は早いか?