- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004304166
感想・レビュー・書評
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インターネットをよく利用するので読んでみました。まだまだ知らないことがたくさんあったのでとても参考になった。
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▼メモ
・インターネットとは、「世界中のすべてのコンピュータをつなぐコンピュータ・ネットワーク」だ(2)
・つながっているコンピュータは、ほかのつながっているコンピュータと自由にコミュニケーションをしてしまう(2)
・「双方向性」「対等性」「日常性」をインターネットは持っている(10)
・インターネットが「分散型」の仕組みであることが大切。細胞分裂に似ている(15)
・鉄道の仕組みにも似ている(18)
・インターネットが「中間」に期待しているのは、この程度でよい。両端のコンピュータがコントロールしている(31)
・プログラミングがやさしいということは、インターネットのプログラマーが増える(41)
・データが絶対に着かなくてもいい、でも「ほとんど着く」(43)
・例外がいくつかあっても、それを強制的に補正していない(58)
・コミュニケーションは、いろいろな役割分担に分けて考えられること、対称に考えることができること(89)
・ユニキャスト一対一、マルチキャスト一対多(97)
・分散システムのコミュニケーションで、同期と非同期(99)
・インターネットがメディアとして大きなインパクトになったのは1994年2月のリレハンメル冬季オリンピック(114)
・いずれにせよ基本的にはそれぞれの人間が必要な言葉を使えばよい(131)
・つくる人(IETF)、運用する人(IEPG)、割り当てる人(IANA)これだけできていればインターネットはうまくいく(168)
・テクノロジーの発展と、それを利用していく人間社会が遊離しないようにすること(172)
・セキュリティや安全、プライバシーの問題は技術、運用の仕組み、人間たちの振る舞いのレベルを正しく分けて考える必要がある(182)
・インターネットは「地球の上のスノコ」。ほんのちょっとだけ背が高くなって、新しいことが見えたり、できたりするようになるかもしれない(202)
▼読むきっかけ
インターネットの原点を振り返りたいと思ったため
▼読んだ感想
95年の本とは思えないくらいあせていない。まさに本質である。何度も読み返すべき永久保存版。
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2008.12.23買取
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インターネットがどのようにして出来上がってきたのかをとてもわかりやすく書いてある上に、最低限どのようにしてネットの仕組みが出来上がっているのかも分かるようになってる良書。
ネットの仕組みに興味が沸いた人にぴったりな入門書だと思う。
もう少し専門的な情報を得たい人に対する参考文献リストなどがあったらもっとよかったのだけれど。
でも、パソコンの創成期もそうだろうけれど、ネットのようにいままでと違うテクノロジーが生まれて、少数の人たちによって育てられていく様子って、まるで育成型RPGのゲームのようで、とてもわくわくします。
95年に出版された本だけれども、まだ読む価値のある本だと思います。
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日本インターネットの父による書。インターネット成立の経緯や理念を知ることができて興味深い。
インターネットで辞典を作るという発想など、今でも通用する話も多い。 -
インターネットの歴史とか。
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大学の授業で薦められた本。約10年前に書かれたものだけどインターネットなどパソコンに詳しくない自分にとっては今読んでも新鮮だった。内容もわかりやすい!
ということでこの人の書いた「インターネット?」も読む気です。
最後の章でインターネットがすべてのメディアに変わるのではなく、他のメディアとの複合的な利用が意味があると述べています。
どっかの社長もそんなこと言ってましたよね。